センエース~経験値12000倍のチートを持つ俺が200億年修行した結果~(コミカライズ版の続きはBOOTHにて販売予定)
7話 はじめての迷宮探索
7話
――真パラソルモンの地下迷宮『地下1階』――
扉の中は、広いフロアになっていた。
サイズは、サッカーコートくらい。
何が光っているのかわからないが、ハッキリと周囲が見渡せる謎の光で溢れている。
壁や床や天井も、扉と同じで、石なのか鉄なのかよくわからない素材。
右足で、トトンと踏んでみた。
踏み心地だけなら、アスファルトとそう変わらない。
モンスターの姿はなかった。
ただの長方形。
奥の壁に、謎のジオメトリが書かれているだけの、簡素なフロア。
UV1は、空間内のあちこちを警戒しつつ、奥の壁に書かれているジオメトリの元まで近寄った。
メインは暗殺者だが、盗賊系のスキルも会得しているUV1は、職業柄、この手の仕掛けに関する知識は豊富。
「転移型の地下迷宮か……」
このジオメトリは転移装置。
パラソルモンに階段はない。
先に進もうと思えば、『それぞれのフロアをつなぐ転移の罠』を利用しなければいけない。
『初代ポケ○ンのヤマブキジム』や、『ア○ランチスの迷宮』的な感じ。
「地下五階くらいまでは、一本道で、存在値20~30くらいのザコしか出てこないので、安全に進めるらしいんですけど、その先に行くのは危険らしいですよ」
ラムドの記憶を探りながらそう言うゴート。
ちなみに、UV1は、パラソルモンの地下迷宮についてほぼ知らない。
パラソルモンという名前のダンジョンがあるという事実は資料に記されていたが、流石に、詳しい構造は記載されていなかった。
ゴートは続けて、
「とりあえず、今日のところは、地下2~3階くらいをうろうろして、チョロっとモンスターを狩るつもりです。……一声かけおわったんで、行動していいすか? 偉大にして強大なる我が心の上司、UV1様」
「……ご自由に」
軽く面倒臭そうにそう言ったUV1。
ゴートは、対照的に、ハハっと笑い、
「それでは、地下2階へまいりまーす」
軽い口調でそう言いながら、ジオメトリに触れるゴート。
ピカっと光ったかと思うと、視界が一瞬だけグニャっと歪んだ。
――真パラソルモンの地下迷宮『地下2階』――
――そして、気付いた時には、先ほどとは違うフロアにいた。
同じくらいの広さだが、先ほどよりも一回り大きい。
同じく、奥の壁にジオメトリがあって、しかし、それ以外には何もない。
二秒後、背後の床にジオメトリが浮かんで、その上に、UV1が出現した。
(俺も、こんな感じでここに出現したのかな)
などと思っていると、
「……ん?」
奥の壁に書かれているジオメトリの5メートルほど手前の床に、ジオメトリが浮かんだ。
そして、先ほどのUV1と同じように、そのジオメトリの上に、オーガが現れた。
「……シンニュウシャ、コロス」
聞き取り辛い声でそうつぶやいて、ゴートとUV1を睨みつけるオーガ。
「おー、おー、ゲーム的だねぇ。入ってきたやつを迎撃するようにプログラムされているって感じかな?」
「ダンジョンモンスターはだいたいそうでしょう」
知性やナワバリ意識を持っているのではなく、ただ単純に、『侵入者は殺す』という本能に従って闘う。
それがダンジョン系のモンスター。
片言とはいえ喋っているのは、鬼種のINT値が高いからであって、明確な自我があるかと言えば否。
ある意味で生命的だが、しかし、やはり、どこかゲーム的。
「手を出さないでくださいね」
「私に手を出す気があれば、あのオーガは出現すると同時に死んでいた」
「……わー、かっけぇ」
言いながら、ゴートは、少しだけ集中して、
「ワンダーナイト、召喚」
宣言すると、空間に青白いジオメトリが浮かび、バチバチという音と共に、真っ白な鎧を纏う騎士が出現した。
「トドメはさすなよ、俺がこの手で直接殺さないと経験値が入らない」
――真パラソルモンの地下迷宮『地下1階』――
扉の中は、広いフロアになっていた。
サイズは、サッカーコートくらい。
何が光っているのかわからないが、ハッキリと周囲が見渡せる謎の光で溢れている。
壁や床や天井も、扉と同じで、石なのか鉄なのかよくわからない素材。
右足で、トトンと踏んでみた。
踏み心地だけなら、アスファルトとそう変わらない。
モンスターの姿はなかった。
ただの長方形。
奥の壁に、謎のジオメトリが書かれているだけの、簡素なフロア。
UV1は、空間内のあちこちを警戒しつつ、奥の壁に書かれているジオメトリの元まで近寄った。
メインは暗殺者だが、盗賊系のスキルも会得しているUV1は、職業柄、この手の仕掛けに関する知識は豊富。
「転移型の地下迷宮か……」
このジオメトリは転移装置。
パラソルモンに階段はない。
先に進もうと思えば、『それぞれのフロアをつなぐ転移の罠』を利用しなければいけない。
『初代ポケ○ンのヤマブキジム』や、『ア○ランチスの迷宮』的な感じ。
「地下五階くらいまでは、一本道で、存在値20~30くらいのザコしか出てこないので、安全に進めるらしいんですけど、その先に行くのは危険らしいですよ」
ラムドの記憶を探りながらそう言うゴート。
ちなみに、UV1は、パラソルモンの地下迷宮についてほぼ知らない。
パラソルモンという名前のダンジョンがあるという事実は資料に記されていたが、流石に、詳しい構造は記載されていなかった。
ゴートは続けて、
「とりあえず、今日のところは、地下2~3階くらいをうろうろして、チョロっとモンスターを狩るつもりです。……一声かけおわったんで、行動していいすか? 偉大にして強大なる我が心の上司、UV1様」
「……ご自由に」
軽く面倒臭そうにそう言ったUV1。
ゴートは、対照的に、ハハっと笑い、
「それでは、地下2階へまいりまーす」
軽い口調でそう言いながら、ジオメトリに触れるゴート。
ピカっと光ったかと思うと、視界が一瞬だけグニャっと歪んだ。
――真パラソルモンの地下迷宮『地下2階』――
――そして、気付いた時には、先ほどとは違うフロアにいた。
同じくらいの広さだが、先ほどよりも一回り大きい。
同じく、奥の壁にジオメトリがあって、しかし、それ以外には何もない。
二秒後、背後の床にジオメトリが浮かんで、その上に、UV1が出現した。
(俺も、こんな感じでここに出現したのかな)
などと思っていると、
「……ん?」
奥の壁に書かれているジオメトリの5メートルほど手前の床に、ジオメトリが浮かんだ。
そして、先ほどのUV1と同じように、そのジオメトリの上に、オーガが現れた。
「……シンニュウシャ、コロス」
聞き取り辛い声でそうつぶやいて、ゴートとUV1を睨みつけるオーガ。
「おー、おー、ゲーム的だねぇ。入ってきたやつを迎撃するようにプログラムされているって感じかな?」
「ダンジョンモンスターはだいたいそうでしょう」
知性やナワバリ意識を持っているのではなく、ただ単純に、『侵入者は殺す』という本能に従って闘う。
それがダンジョン系のモンスター。
片言とはいえ喋っているのは、鬼種のINT値が高いからであって、明確な自我があるかと言えば否。
ある意味で生命的だが、しかし、やはり、どこかゲーム的。
「手を出さないでくださいね」
「私に手を出す気があれば、あのオーガは出現すると同時に死んでいた」
「……わー、かっけぇ」
言いながら、ゴートは、少しだけ集中して、
「ワンダーナイト、召喚」
宣言すると、空間に青白いジオメトリが浮かび、バチバチという音と共に、真っ白な鎧を纏う騎士が出現した。
「トドメはさすなよ、俺がこの手で直接殺さないと経験値が入らない」
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