センエース~経験値12000倍のチートを持つ俺が200億年修行した結果~(コミカライズ版の続きはBOOTHにて販売予定)
56話 新たなる力と不穏
56話
(17かぁ……うーん……まあ、うん……そこそこ……かな。もうちょっとあってくれてもいいんじゃねぇかなぁとは思うけど……てか、この数字だと、確実に7倍にはなっていないよな? ……いやいや、ばりばり『強敵』だったっつーの。んー、もしかしたら、『強敵』云々は、レベル何以上とかで決まっている感じなのかね)
心の中でつぶやきつつ、ゼンは、
「17全部……ほいっと」
ササっと経験値を全てつぎ込んで、レベルを上げていく。
結果、
『おめでとうございます。レベルが8にあがりました。【呪縛、ランク1】【治癒、ランク1】の魔法を覚えました』
000000000000000000000000000000000000000
《レベル》 【8】
《GODレベル》 【603】
[生命力バリア] 【12339/12339】
[MP] 【3799/3799】
[スタミナ] 【15/52】
「攻撃力」 【9】
「魔法攻撃力」 【5】
「防御力」 【10】
「魔法防御力」 【5】
「敏捷性」 【7】
「耐性値」 【9】
「バリア再生力」 【8(+2000)】
「魔力回復力」 【3(+2000)】
「スタミナ回復速度」 【5】
「反応速度」 【6】
「隠しパラメータ合計値」【379】
「獲得経験値」 【0】
「ネクストEXP」 【9】
111111111111111111111111111111111111111
「んー、そんなに……強くはなんねぇなぁ……てか、俺……魔法関係が全体的にショボくない? 俺、もしかして、魔法が苦手?」
軽く落ち込むが、
「……んー、まあ……個人的に、魔法を撃ちまくる賢者キャラより、攻撃力が高い戦士キャラの方が好きだから、別にいいんだけどねぇ」
ゲームでも、魔法使いよりも戦士を選ぶタイプのゼンにとっては、現状の構成でもそれほど問題はなかった。
ちなみに、ゼンはゲームをそこそこやっていた。
ゼンの中学時代のスケジュール(休日)がこちら。
6時~7時 勉強(数学。塾をやめてからはゲームタイム)。
7時~9時 読書・メシ。
9時~12時 勉強(暗記モノ)
12時~18時 ゲーム・読書・メシ。
18時~21時 家事全般(しつつ暗記モノ)・メシ・フロ(暗記モノ)。
21時~23時 勉強(暗記モノ)。
ゲームをやる時は、一気にガッとやって、さっさと飽きて(結局、満足できなくて)、売りにいく。
そして、読書に戻り、VRMMOものやゲーム要素の強いファンタジーを読んで、またゲーム(レベルを上げたり、剣を振ったり、魔法を使ったり)がやりたくなり――
というのがルーティン。
自分で決めた勉強時間は絶対に守り(ストップウォッチを用意して、一秒たりとも誤魔化さない)、それ以外の時間では一切教科書には触れないという徹底したスタイル。
ゼンは、このスケジュールを小学生の頃、自分で決めて、これまでずっと守ってきた。
(しかし、相変わらず、GLがぐいぐい上がっていくな……流石に、これだけの生命力バリアがあれば、そうそう死なない気がする。よほどのハシャいたマネをしない限り、事故的にアッサリ死ぬって事はなさそうだ)
12000の生命力バリア。
これまでに体験した二回の戦闘で、その価値がそれなりに理解できた。
(……『魔法』の『謎脅威』以外にも、『グリムアーツ』とかいう『努力の量によって威力が狂っていく技』や、アリア・ギアス特化によるハメビルド……いくらでも、『俺の圧倒的優位』を覆してくる『可能性』はある。油断はありえない。だが、慎重になりすぎるのも違う気がする)
条件さえ整えば問答無用で『一撃必殺』。
そんなビルドを組んでいる者がいないとも言えない。
単純に、『12000くらいの生命力バリアなら楽に削り切ってくる者』がいる可能性だってある。
現状、『超魔王軍の戦力』はイマイチ不明。
――一撃で5万や10万のダメージを出してくるバケモノの集まり――
超魔王軍が、そんなイカれた集団である可能性もなくはない。
――ただ、
(そういう異次元の強さを持っている連中以外が相手なら、たぶん、どうにかなるだろ。妙に火力が高い必殺の『雷剣』もマスターしたしなぁ。もし、今回のレベルアップで獲得した『呪縛』って魔法が、名前のイメージ通り、相手の動きを止める魔法だったら、『呪縛で足止めして雷剣をぶちこむ』という勝利の方程式が完成する。うん、極めていけば、悪くないんじゃね? このコンボを磨いていくだけでも、超魔王を殺せる可能性が無きにしもあらず的なアレな感じじゃね?)
見えてきた未来。
どんどん広がっていく世界。
高揚していく心。
沸き立つ気血。
――しかし、良い事があれば、悪い事も起こるもので――
(もっとGLを上げて、呪縛や雷術のランクも上げて、あ、そうだ、今度の戦闘では治癒の魔法も試してみよう。俺のMPがあれば、ほとんど無限に回復できるみたいなものじゃね? うはははは、俺がどんどん無敵に近づいていく。超魔王軍がなんぼのもんじゃい)
ゼンは知らない。
『すぐ近く』に、『全ての可能性を殺せる脅威』が近づいている事に、
まだゼンは気付いていない。
(17かぁ……うーん……まあ、うん……そこそこ……かな。もうちょっとあってくれてもいいんじゃねぇかなぁとは思うけど……てか、この数字だと、確実に7倍にはなっていないよな? ……いやいや、ばりばり『強敵』だったっつーの。んー、もしかしたら、『強敵』云々は、レベル何以上とかで決まっている感じなのかね)
心の中でつぶやきつつ、ゼンは、
「17全部……ほいっと」
ササっと経験値を全てつぎ込んで、レベルを上げていく。
結果、
『おめでとうございます。レベルが8にあがりました。【呪縛、ランク1】【治癒、ランク1】の魔法を覚えました』
000000000000000000000000000000000000000
《レベル》 【8】
《GODレベル》 【603】
[生命力バリア] 【12339/12339】
[MP] 【3799/3799】
[スタミナ] 【15/52】
「攻撃力」 【9】
「魔法攻撃力」 【5】
「防御力」 【10】
「魔法防御力」 【5】
「敏捷性」 【7】
「耐性値」 【9】
「バリア再生力」 【8(+2000)】
「魔力回復力」 【3(+2000)】
「スタミナ回復速度」 【5】
「反応速度」 【6】
「隠しパラメータ合計値」【379】
「獲得経験値」 【0】
「ネクストEXP」 【9】
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「んー、そんなに……強くはなんねぇなぁ……てか、俺……魔法関係が全体的にショボくない? 俺、もしかして、魔法が苦手?」
軽く落ち込むが、
「……んー、まあ……個人的に、魔法を撃ちまくる賢者キャラより、攻撃力が高い戦士キャラの方が好きだから、別にいいんだけどねぇ」
ゲームでも、魔法使いよりも戦士を選ぶタイプのゼンにとっては、現状の構成でもそれほど問題はなかった。
ちなみに、ゼンはゲームをそこそこやっていた。
ゼンの中学時代のスケジュール(休日)がこちら。
6時~7時 勉強(数学。塾をやめてからはゲームタイム)。
7時~9時 読書・メシ。
9時~12時 勉強(暗記モノ)
12時~18時 ゲーム・読書・メシ。
18時~21時 家事全般(しつつ暗記モノ)・メシ・フロ(暗記モノ)。
21時~23時 勉強(暗記モノ)。
ゲームをやる時は、一気にガッとやって、さっさと飽きて(結局、満足できなくて)、売りにいく。
そして、読書に戻り、VRMMOものやゲーム要素の強いファンタジーを読んで、またゲーム(レベルを上げたり、剣を振ったり、魔法を使ったり)がやりたくなり――
というのがルーティン。
自分で決めた勉強時間は絶対に守り(ストップウォッチを用意して、一秒たりとも誤魔化さない)、それ以外の時間では一切教科書には触れないという徹底したスタイル。
ゼンは、このスケジュールを小学生の頃、自分で決めて、これまでずっと守ってきた。
(しかし、相変わらず、GLがぐいぐい上がっていくな……流石に、これだけの生命力バリアがあれば、そうそう死なない気がする。よほどのハシャいたマネをしない限り、事故的にアッサリ死ぬって事はなさそうだ)
12000の生命力バリア。
これまでに体験した二回の戦闘で、その価値がそれなりに理解できた。
(……『魔法』の『謎脅威』以外にも、『グリムアーツ』とかいう『努力の量によって威力が狂っていく技』や、アリア・ギアス特化によるハメビルド……いくらでも、『俺の圧倒的優位』を覆してくる『可能性』はある。油断はありえない。だが、慎重になりすぎるのも違う気がする)
条件さえ整えば問答無用で『一撃必殺』。
そんなビルドを組んでいる者がいないとも言えない。
単純に、『12000くらいの生命力バリアなら楽に削り切ってくる者』がいる可能性だってある。
現状、『超魔王軍の戦力』はイマイチ不明。
――一撃で5万や10万のダメージを出してくるバケモノの集まり――
超魔王軍が、そんなイカれた集団である可能性もなくはない。
――ただ、
(そういう異次元の強さを持っている連中以外が相手なら、たぶん、どうにかなるだろ。妙に火力が高い必殺の『雷剣』もマスターしたしなぁ。もし、今回のレベルアップで獲得した『呪縛』って魔法が、名前のイメージ通り、相手の動きを止める魔法だったら、『呪縛で足止めして雷剣をぶちこむ』という勝利の方程式が完成する。うん、極めていけば、悪くないんじゃね? このコンボを磨いていくだけでも、超魔王を殺せる可能性が無きにしもあらず的なアレな感じじゃね?)
見えてきた未来。
どんどん広がっていく世界。
高揚していく心。
沸き立つ気血。
――しかし、良い事があれば、悪い事も起こるもので――
(もっとGLを上げて、呪縛や雷術のランクも上げて、あ、そうだ、今度の戦闘では治癒の魔法も試してみよう。俺のMPがあれば、ほとんど無限に回復できるみたいなものじゃね? うはははは、俺がどんどん無敵に近づいていく。超魔王軍がなんぼのもんじゃい)
ゼンは知らない。
『すぐ近く』に、『全ての可能性を殺せる脅威』が近づいている事に、
まだゼンは気付いていない。
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