悪役令嬢になった私は、死にたくないので、フラグ折りを頑張ることにした。

あおい

メイドのコロン2

「お嬢様はかれこれ2週間程眠っておられました。お目覚めになって本当に良かったです!!」

コロンはハッとしたように私に告げました。思っていたよりもながく、眠ってしまっていたようです・・・。

たしか私は、お兄様との鬼ごっこ中に池に落ちて倒れたはず・・・。ということは、もうゲームの設定が始まっていることになります。お兄様が引きこもりになる前に、私が元気と言うことを伝えなければ・・!

「コロン、お兄様は今どこにいるの?」

「カルロス様は、お嬢様が倒れたときから、ずっとお部屋に閉じこもったままです。ヴィー様もローズ様もお声をおかけしているのですが、返事をされる様子もなく・・・」

どうやら、思ったよりも重症みたいです。因みに、ヴィーは私のお父様、ローズは私のお母様です。

お兄様が引きこもりになるのは、なんとしてでもさけなければいけません。ヒロインが毎日家に来るとか滅茶苦茶地獄じゃないですか!

ということで、お兄様のところにいこうと思います!!

お兄様の部屋は確か私の部屋の隣だったはず。隣といっても、廊下が広すぎて、50メートルくらいの間がありますけどね・・・。

私がドアを開けようとすると、コロンがそれを止めようとして来ました。

「お嬢様!まだ目覚めたばかりだというのに、無理してはいけません!それに、お嬢様がいくことで、カルロス様の心の傷口が開いたらどうするのですか!」

とてもひどいいいようです。しかし、ルーナはこの世界の悪役令嬢です。今までさんざんひどいことをして来たと思われるので、そういわれても仕方ないと思い直しました。だからといって、お兄様のところに行かないわけにはいきません。

「コロン。そこをどいていただけると嬉しいのですが・・。お兄様を傷つけるようなことは言わないと約束しますから。」

これでどうにか通してくれないでしょうか?

コロンは長い間考えた末、ドアの前を退いてくれました。

「お嬢様が頼み事をするなんて・・・。分かりました。いっていいですよ。」

コロンのなかで、私はけっこうひどい人だと思われているようです。まあ仕方ないですが、少し悲しいです。

「コロン。いつも、ありがとう」

私は部屋を出る前に、せめてもの恩返しとして、笑顔でお礼をいって見ました。コロンは驚いたように目を見開き、笑ってくれました。
私は、それがなんだかとても嬉しかったです。

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1ヶ月くらい投稿できなくてすいません。
次からは1週間に一回くらいのペースで投稿できたらなと思ってます。
次の話は、カルロス編とみせかけての・・?て言う話です。

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