的外れな催眠チート ~面倒臭がりが召喚されました~
限界を突破しよう
次はこれかな? だいぶ気になるし──
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獲得称号:『眠り王子』OFF
自身の夢を完全に意識下にした者へ贈られる称号
精神や記憶に関わるスキルの性能が向上する
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俺は王子ってキャラじゃないんだけどな。
明晰夢を見れたら、この称号が貰えるということか? ……だとしたら、結構簡単なスキルみたいだ。
でもまあ、効果は有能に思える。
まさに俺用のスキル補正を兼ね揃えているし、今のところのセット候補第一位だ。
それでも……見ると言ったからには、こっちも責任を取ってみないといけないよな──
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獲得称号:『限界を超えし者』ON(特殊)
限界突破系のスキルを習得し、何らかの壁を乗り越えたであろう者へ贈られる称号
所持している限界突破系のスキルの数だけ一日にn回、スキルを効果以上の性能で使用可能となる(日を跨ぐとリセットされる)
[使用時、本来消費するコストの二乗分コストを支払わなければならない]
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ユウキって……そんな称号持ってたのか。【勇者】補正って半端ないんだな、おい。
強い能力であればあるほど、消費コストも半端なくなるようだが……ユウキのステータスから察するに、成長に合わせてMPの方も膨大になっていくので問題ないのだろう。
限界突破系、と記述されているのでまだまだ派生があることが分かる……【勇者】ってチートすぎるだろ。
しかし俺の場合、どのスキルにこの称号を使えば良いのだろうか?
このままだと、鑑定か解晰夢スキルにしか使えないだろう……催眠魔法を強化する必要が、今のところは見当たらないし。
「……『ON(特殊)』って何なんだ?」
調べてみたらすぐに分かった。
どうやら『(特殊)』は、起動数の制限とは別で起動ができる──サービス称号についているみたいだ。
他の称号を見ると、他に『ON(特殊)』と記された称号も見つけたし、たぶん間違いないだろう。
そしてそれらが、無自覚の異世界人強化に繋がっているんだろうな。
ちなみにこんな感じである──
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獲得称号:『召喚されし異界の魂』ON(特殊)
異界より招かれた者に贈られる称号
スキル(言語理解)(鑑定)を習得する
また、■の質が向上する
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──■の部分は分からなかったが、必要な部分は確認できた。
しかしと言うかやっぱりと言うべきか……言語理解と鑑定スキルは特典だったようだ。
「……面倒だし、考えるのはもう良いか。それより、試してみるのが一番だな」
さて、ここらが本番──称号『限界を超えし者』を強く意識しながら、とあるスキルを発動させる。
◆ □ 睡 眠 □ ◆
──いうわけで、再び夢の世界だ。
称号『眠り王子』を起動した状態で、『限界を超えし者』と限界突破スキルを使用して使ってみたのは──解析夢スキルである。
鑑定スキルでも良かったのだが、こっちの方が寝ていられるし。
だがしかし、特にやりたいこととかは特に無いのである。
記憶にある物を夢の中に登場させることもできるが、やってもあんまり意味ないし。
せめてメニューが出てくr(ポンッ)……暇潰しはできそうだな。
メニュー内に内包されたシステムも、ある程度把握して暇になってしまった。
なので今度は、あの精神干渉魔法についての調査を始めることにする。
スキルに大幅な補正も掛かってるし、じっくりと時間を掛ければ詳細も分かる……と、思っていたのだが──
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魔法名:真理誘導
属性:精神 系統:干渉 階級:儀式級
最低消費コスト:MP1000
発動対象:種族【異世界人】
魔法の影響下に入った者の思考を著しく低下させ、発動者の有利な考え方へと誘導する
この効果は永続し、何らかの方法で解除されるまでそのままである
〔簡単な解除方法として、■くことが挙げられる。思考よりその上位、運命を■くのだから当然である byとある賢者〕
>魔法の解析率が100%に達しました
→スキルとして習得しますか?
〔YES〕/〔NO〕
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割とあっさりできてしまった……しかも、スキル習得選択というおまけ付きで。
──賢者って誰だろうな。
俺がこの説明文を見て思ったのは、それぐらいである。
別に俺が巻き込まれない魔法なら、好きにやってくれて構わない。
大切なのは俺自身の安心であって、クラスメイトがたとえどうなったとしても……別に問題は無いんだし。
……あっ、スキルは習得で頼む。
ただし、バレないようにできるならそれもセットで。
──つまり〔YES〕でよろしく。
□ ◆ □ ◆ □
>〔YES〕が指定されました
→これより、“真理誘導”の詳細を再解析・改変・改良が実行されます
>少し時間と処理能力が必要となります
>確実性を求める場合──【停導士】様にはいったん意識を遮断することを推奨します
→承認致しますか?
〔YES〕/〔NO〕
>〔YES〕が指定されました
→これより、スキル最適化作業に移らせていただきます
□ ◆ □ ◆ □
めのまえが まっくらに なった
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