【小説の書き方】愛楽優人の小説講座

愛楽優人(創作研究所)

■「テーマ」について

テーマとは、「作品を通して読者に伝えたいもの」の事です。

テーマがしっかりと決まっていないと、ストーリーが散漫になり、「この主人公たちは、一体何がしたいんだろう?」という状態になってしまいます。

テーマは、「命の大切さ」や「人生」などの重くて難しいものでなくても構いません。

「弱かった少年が成長し、最後は強くなる」や「のんびりした日常」でも良いのです。

テーマを決め、それを常に意識してストーリーを書く事により、「必要なエピソード」と「ない方が良いエピソード」がわかりやすくなります。

テーマが「のんびりした日常」の場合、「家が火事になる」や「友達が重病になる」などの「のんびりした日常」からは程遠いエピソードを入れてしまうと、読者は「なんだこの話」と感じてしまいます。

「のんびりした日常」を表現したいのであれば、「家が火事になる」などの重いエピソードを省いて、代わりに「好きなお菓子の話についてのんびりしゃべる」などの日常的なのんびりしたエピソードを入れると良いでしょう。


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