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【小説の書き方】愛楽優人の小説講座【2020年改訂】

愛楽優人(創作研究所)

■「語感」について

「語感」とは、その文字から受ける印象の事です。

小説では、文字から受ける印象をうまく使って、より多くの情報を読者に伝える事ができます。

文字を読む時や書く時に、語感を意識してみましょう。


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■漢字の開き閉じ

「漢字の開き閉じ」とは、「漢字」にするか「ひらがな」にするかという事です。

漢字で書ける言葉を、ひらがなで書く事を「開く」と言い、漢字で書く事を「閉じる」と言います。

漢字にできる文字を全て漢字にしてしまうと、漢字だらけになり読みづらくなってしまいます。

また、漢字の多い文章は印象が硬くなってしまいます。

作品の雰囲気やシーン、セリフならしゃべっている人物の印象も考えて、
漢字にする割合やどれを漢字にするかを考えましょう。

「ボクは恐る恐る中を覗いた」 → 「ボクはおそるおそる中をのぞいた」
ひらがなで書いた方が柔らかい印象になります。

「助けてくれて有難う」 → 「助けてくれてありがとう」
日常的にひらがなでよく見ている文字は、ひらがなのままの方が読みやすくなります。


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■「音による語感」について

音によって、丸い印象を与えたり、鋭い印象を与えます。


○丸い印象を与えやすい音
母音が「あ・う・お」の音。
伸ばし棒(ー)のある音。


○鋭い印象を与えやすい音
母音が「い・え」の音。
小さい「っ」の入る音。


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■「表記による語感」について

表記によって、柔らかい印象を与えたり、硬い印象を与えます。
「ひらがな」は柔らかく、「カタカナ」や「漢字」は硬い印象を与えます。


○ひらがな 「ありがとう」 (柔らかい印象)

○カタカナ 「アリガトウ」 (硬く、カタコトな印象)

○漢字 「有難う」 (硬く、かしこまった印象)


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