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前世は皆に恐れられた優しき英雄、今世は出来損ないの英雄

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初めての実戦三

 僕は電車から勢いよく外に飛び出すとそのまま突然変異したアラクネに向かって僕の相棒ステュムパリデスを突き立てようとした。
 ステュムパリデスは氷でできたダガーのような形をしており、ステュムパリデスは魔力を流すと触れている物や触れている空気中の水分を、一気に凍らせさらに凍る範囲は魔力を流す量によって変わるという特性を持っている。
「はっ!」
 アラクネにステュムパリデスを突き立てた瞬間一気に魔力を流した。その瞬間アラクネの体が凍り始めた。さらに僕は一瞬で終わらせるために、刀身を深く刺した。
(突然変異でも、ここまで素早く対処すれば......)
 そう思った瞬間ステュムパリデスを刺したところから勢いよく炎が吹き出した。
「ッ!?」
「キャアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァ」
 アラクネの体から出た炎がアラクネの女性のようなしかしどこか硬い金属と金属が擦りあったときのような奇妙な叫びとともにアラクネの体を包み込んだ。
 僕はアラクネから素早く離れ、すぐ行動ができるような重心を少し倒した体制で構えた。
 油断なく燃え続けるアラクネを見据えていると、燃え盛る炎の中から何かか伸び出た。
「クッ!?」
 僕はステュムパリデスを反射的に前に構えそれを横にいなした。いなしたそれは、勢いよく地面に突き刺さった。
「い....と?」
 地面に突き刺さったそれはアラクネの爪かと思いきや、何百何千本もの糸が束なってできたものだった。
「はっ!  クッ!かはっ!」
 意識を糸に向けていたためアラクネの攻撃に反応するのが遅れそのまま電車の先頭車両に激突した。

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