落ちた勇者は這い上がる〜目醒めた俺、世界最強〜
王との話
「ん、ここはどこだ?」
突然の事で、頭が回らずに何時もの喋り方に戻ってしまった。レイはあたりを見回す。周りは石、石、石それ以外は地面に魔方陣がある。
「はっ、ここは?確か、神様に会って……」
聖司が目覚めて状況を把握する。周りの、人もだんだんと目覚め始めた。すると、誰かが入って来た。カツン、カツンと……
「ようこそ、勇者様。召喚に応じていただき、本当にありがとうございます。今から、この国の王との謁見行うのでここに集まって下さい」
なんと、歩いて来たのはメイドだった。レイは、感動していた生メイドだ。秋葉とかにいるコスプレじゃないなんて素晴らしいんだ。そんな事は、関係なしと周りがメイドの周りに集りだす。
「では、参りますのでしっかりとついて来て下さい」
また、カツン、カツンと足音を響かしながら歩いていく…
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メイドは、とびきり大きな扉の前に立つと自分の役割は終わったとばかりにどこかにスタスタ歩いていく。入れ替わりのように、柔らかそうな表情のおじいさんが歩いて来た。
「あなた方には、この奥にいらっしゃる王と対面していただきます。ですので、王の前の絨毯の終わりの部分で右足をついて右手を左胸の心臓の部分に当てて跪いて下さいでは、お願いします…」 
そういって、扉の前に立つ騎士に合図を送ると、ギギギギと重々しい音を立てて開いた。
「では、お進み下さい……」
ーーースタスタと歩いていく
中は、煌びやかな空間。
中の人は、一人一人鮮やかな衣装を身に纏う
壁には、何かの模様が刻まれており、天井は高く鮮やかな色を放っている。
ーーー言われた通りに跪くと、周りも合わせて跪く
「みな、面を上げるがいい」
貫禄のある声が、周りに響き渡る
「して、そなた達が勇者か?」
「そうです」
ハキハキとした声でクラスを代表し聖司が答える
「そうか……来てもらったすぐで図々しいのは、承知で頼みがあるでは頼みがあるどうか我が国に力を貸して欲しい」
王は、頭を下げて必死に思いを告げる。だが、周りの者が…
「おやめ下さい、我らが王よ。そのような事を、しては周りに示しがつきませぬゆえに…」
と、王を止めようとするが
「ええい、黙れ!こちらは頼みを受けていただく側なのだ。これが、礼儀だろう」
その思いに応えるべく聖司が立ち上がる
「分かりました!僕が、いや、僕達に任せて下さい!みんなも頼む僕について来てくれ!」
「俺はついてくぜ」
「私も、聖司くんと戦う!」
「俺もだ」
「私も……」
すると、クラスの大半が賛成した
「僕達が、この国を守ってみせます」
「そうか、それは頼もしい!では、今日は休んで貰いたいいろいろあって疲れただろう。明日は、君達ステータスの確認と一緒に召喚された君達の魂創具を渡そう。では、今日は休め」
と、王は言い残し退出した。残った人達もぞろぞろと帰って行った。
「では、勇者様わたし達メイドがあなた達の部屋へ案内しますので付いてきて下さい」
そして、次々と部屋に案内され明日に備えて休んだ。
やばい、主人公空気だった気がします。次回は、ちゃんと出します
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