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伝説の賢者は俺の親友のようです。

ソリィ

第2話 光の親友捜索・序

1話光編の続きです。


「考えても埒が明かない。人里、探すか……」
数時間ぐらいだろうか? しばらく呆然としていた俺は、サソリっぽいモンスターが襲ってきた事を切っ掛けに思考を辛うじて切り替え、まずは人里を目指す事にした。
最低でも意思疎通が可能なヤツが現れれば、暦と地形を聞きだせるだろうし……。まあ、二度目の時のために大雑把な地形ぐらいは全部叩き込んであるんだ。それで初の世界かどうか分かるだろ。出来れば来た事あるトコだといいんだが……。そっちのほうが親友も探し易いしな。
 **
数時間後。
「町だ……」
町の外壁が見えてきた。
どうやら検閲も行っているようだ。
大人しく列に並ぶ。
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俺の前に並んで居た商人っぽいエルフから、猫を被って暦と地形を聞き出した。
二度目の世界だった。召喚2回目のときに召喚された世界だった。…そういえば今回の召喚は何回目だろうか。もう数えるのも面倒臭くなって碌に数えて無いが…。
町の中にトラブルも無く入り、商人から親友についても聞き出せた。
俺が満足したのを感じ取ってか、挨拶して去っていった商人を見送り、完全に姿が見えなくなった辺りで、ひょいっと屋根の上に移動する。テストも兼ねて、短距離転移で移動してみた。
「疲れたな…」
下では俺が突如消えた事で民衆がざわめいている。内容を聞いていると、どうやら忽然と消えた俺が人外の化け物じゃないかと言われている。
ったく、転移って発想も出てこないぐらい衰退したのかよ……。せめて屋根の上に飛び上がったんじゃないかって発想に辿り着けよ。
まあ、それはともかく。

あの商人から聞き出した事は事実だろう。裏を取るまでも無く確信出来る。それでも裏は取るが。
しっかし、あの親友が雪の賢者で皇帝ねぇ……。残ってる伝説から親友だと確信出来たが、それが無かったらスルーしてたぞ絶対。
「雪の賢者」の伝説から、親友と再会出来そうだという希望が見えてきた。
まずは氷探しか。

「すみません、私、魔法の氷を探してるんですが――――」


19/4/19 3:20 修正箇所の掲載場所を後書きに変更。

18/12/13 3:40 ちょっと追加。光が屋根の上に移動した方法を短距離転移と変更(変更前は飛び上がって屋根に移動というイメージだった)し、その直後の光の嘆きのセリフを少し追加。そして、召喚された世界の情報を少し追加(同一世界に二度目の召喚である事)しました。元々設定としてあったものだったのですが、聞き出した情報を整理する辺りの描写をばっさりカットしていた事での影響で、うっかり説明文を入れ忘れてしまったので。それと、最後の光のセリフを微修正。「すみませーん」と伸ばすより、「すみません」と伸ばさないで置いたほうが女の子らしい感じを軽減出来るかと思って。

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