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異世界転移百鬼夜行

ルイ

6話

「勇者とは、「グワァァァァァァ」...
うるさいな。」

叫び声が聞こえると城が揺れた。
扉をあけて兵士が入ってきた。

「申し上げます、王都の外にドラゴン
が現れました。」

「何をしておる!直ちに騎士を
向かわせろ!それと、冒険者ギルドにも
緊急依頼だと言って来い!」

兵士が慌ただしく出ていった
少し長い沈黙がその場を包んだ
おもむろに樹が立ち上がった

「どこに行くの?」
葵が話しかけてきた

「どこってそりゃあ外壁に」

「危ないから行っちゃだめ。」
葵がそう言った直後ドカンと大きな
音が鳴ったそしてドラゴンの鳴き声と
兵士や冒険者、街の人達の叫び声が聞
こえてきた。

樹は外を見るとうるさくてまともに
話ができないから倒してくると言い
窓から外に出ていった。
葵たちが窓から外を見ると樹の後ろ
に人ではない『何か』が蠢いていた。

樹が何か呟いた。すると『何か』は
消えていったまるでそこには誰もいな
かったかのように。

次の瞬間樹が跳び上がり刀を振った。
「天断!!」

樹がそう叫ぶとドラゴンの首が落ちて
いった。







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