黒猫の名誉
第二章 始まり O começo
2019年 XX月XX日、XX。
侍:「... うっ.. 一体何が起こったのか...?! 」
侍は一瞬目を疑いました。彼がいた世界とさっきまでいた空間とはまったく別の所にいたからです。
侍:「... とても奇妙な感覚に陥る、まるで拙者の体は軽くて、小さくなったみたいだ。
この場所は奇妙だ、まるでここは拙者がいた時代と国ではないみたいだ。
本当に新ら しい場所で新しい体に生まれ変わったか?
だがそれならなぜ... 拙者の前世(死ぬ前)の記憶を持っているのか?...」
侍は自分の目の前にある物に気がつきました。
侍:「 ん?.おおお! ...目の前に美しい湖があるではないか。」
侍は思考の中で何が起きたのか理解しようとしました、
(これは夢か幻覚なのか?)
そこで彼は湖に近づきました。
侍:「 なっ!?...水の中で反射した拙者の姿が、黒い猫!? 、猫になっただと?! そんな馬鹿な!」
そこには黒い猫が水に反射していましいた。
侍:「しかしなぜ猫なんかに... ? 」
困惑する侍の背後にある影が忍びよっていました。
「この近くに猫の気配を感じる。...」
侍はびっくりしてまるで猫の様に(実際は猫なのだが)驚いてジャンプしました。
その弾みに侍は湖に落ちてしまいました。
(やばい、溺れる!!)
そう思った侍は足をじたばたさせました。
しかし...
(...? 溺れていない?)
よく見ると湖では無くただの水溜りです。
???:「ごめん! 子猫ちゃん!!.驚かせちゃったみたい... 」
侍:(... びっくりした!!拙者の後ろに女の子 がいることに気が付かなかった..)
そこには赤に近い明るい茶髪の10代くらいの若い女の子がそこにいました。
すると侍は彼女の異変に気づきました。
侍:(ん?彼女は目が見えていないみたいだ... 明らかに彼女の知覚は常人よりも優れている。)
女の子は目を閉じたまま、黒い猫(侍)のそばまで近づき、 慎 重に、見つかるまで手探りで探していました。
女の子: 「やっと見 つけた! 猫 ちゃん、いつここに入ってきたのか、分からないけど、君は私の部屋に連れて行くね。
私のせいでびしょ濡れになっちゃたし、それに、ここにいるとパパは動物が嫌いだから、裏庭で君を見つけたら、パパはきっと、君を殺しちゃうかもしれないから。」
侍は一瞬眉を細めました。
侍: ( 何だと ? 真ながら、家に入ったと言う理由だけで、どんな人間が動物を殺めるのか?)
女 の子: 「そうだ猫ちゃん!私、君の名前を選んであげるね!ん〜...
そうだ!モモ ちゃんって呼ぶ事にしよう!」
侍はさっきよりも眉を細め女の子を見つめました。
侍: ( なっ?!拙者のような武士がなぜ乙女みたいな名前で呼ばれなければいけないのか?... それに拙者はこの体で一体何ができると...)
女の子は侍(猫)の方に顔を向き不思議そうな顔をしていました。
女の子: 「それにしても、静かな猫ちゃん.. まあいいや! さあ, 行きましょう!」
そう言うと女の子は、モ.. 侍を両手で持ち上げました。
侍: (状況はさらに悪化 している、拙者はもう何がなんなのか..)
侍の顔はどんどん青ざめていき
ました。
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