伝説の遊騎士

ノベルバユーザー327952

プロローグ

「おいおい・・ありえねーだろ、4対1だぞ。」 
楓はその時久々の絶望を味わった。
確かに聞いていた。あいつの一族だけは手がつけられないと。
見つかったら逃げる事を最優先にしろと。


親友に・・・光に教えてもらったんだ。
(試験中だ。逃げるなんて選択肢は存在しない。)
そう、この考えが甘かったのだ。この時の楓には後悔しかなかった。


楓の視線の先には二人の・・白と黒の激闘が繰り広げられているだけだ。息をする時間もないような激闘。
少しでも気を抜けば相手の魔力に呑まれてしまうような激闘。
自分の不甲斐なさが嫌でも思い知らされるような激闘だ。




両隣にいる二人はボロボロで立っているのもやっとの状態だ。援護さえも出来そうにない。


そんな状態の中、一人戦い続ける親友は傷だらけになっていく。
(クソ!俺には何も出来ないのか!!)
楓にはただただ後悔が募っていくだけだった。  









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