(チート確定?)保持率0パーセントのスキルを引き当てちゃった件について
2話 メール
冷たい風が吹き抜ける。 
周りを見渡すと青白く輝く岩石が私の足を照らし、淡く七色に光を放っている草が彼方此方に生えていた。
トンネルと思わせるこの場所は、出口が見えず、魔獣の唸り声などが響いている。
『ここは、ダンジョンの中なのか?』
〈ピロリン!!!〉
頭の中で着信音的ななにかが響いた時、
クローリーが説明していたステータスについて頭をよぎった。
『ステータス!!』
と叫んだ瞬間、目の前に表示画面が浮かんだ。そこには、自分の名前、称号、種族、スキルなどの詳細が書かれていた。
表示画面の一番右端に目をやると、(メール)と書かれているアプリのようなものがあり、誰かから通知が届いている。
 
〈ポチ!〉
私は、メールを開いた。
それは、クローリーからのものだった。
〔無事異世界へ転移できたようですね本当に良かったです(*^^*)〕
『良くないわ〜!』 
と文句を言った。なぜなら、装備も武器も持っていないからだ!
〔冗談です。おそらくあなたは、『良くないわ〜』とか言って私に文句を言っている頃でしょう。〕
『..........』
その時私は、次死んだらあの神を殴ると心に決めた。
〔では、話を戻すけど〜このメールは、異世界転移をした人に私の助言を伝えるための機能なのです。これは、一回限りでありこのメールを読み終えた瞬間、自動的に消える仕組みになっています。つまり、このメールが消えた瞬間、あなたが死ぬまで私には、連絡も取れないし会うこともできなくなるの。だけど、教会に行けばもしかすると、神託を授けてくれるかも?まぁ私の気分次第(●´ω`●)〕
『顔文字があいつの顔に見えてきた 』
〔そろそろ助言を言いますね。〕
(ゴクリ....)
〔まず、あなたがいる場所は、はるか北の彼方にある魔人族と人間の交流が深い国レガリア王国の領土であり、その国の中心部にある塔、いわゆるダンジョンの中にいるわけです。〕
『ダンジョンか、いい響きだ!』
そう、私は、昔ラノベを読んで以来ダンジョンで冒険するのが夢だったのだ。
〔階層は、100階層あってあなたは、今99階層にいるのです。
本当は、ダンジョンの前で転移するはずだったのだけれど座標を読み間違っちゃって一つ上にプロットしちゃったの。幸いそこには、ボスがいたため魔法陣は、強制的に一つ下の階に移り、展開したわけ。下に戻るには、そのボスを倒した方が早いかも。
なんせあなたのスキルは.......
そういえばこれは、お楽しみだったね。〕
さっきから私のスキルについてなにも喋らないところから察するに、あの神のことだから変なスキルに違いない。
だが、自分の事は、自分が一番理解しなければならない。このメールを読み終えたらステータスを確認しよう。
〔それでは、三上陽子さんの居場所についてです〕
『そう!それだよ!』
やっと本題に入れて思わず声が大きくなってしまった。
〔三上陽子さんは、今あなたが居るレガリア王国の真逆の方向、そこは、魔を恐れ、光を求める純潔の国またの名を、キアーロ帝国にいます。〕
『キアーロ帝国か...心配だな。』
私は、帝国にあまり良いイメージがない。好戦的で且つ支配欲がありそうだからだ。
 
〔今のところは、三上陽子さんの身には、危険は、ありません。マインドコントロールや洗脳などにも心配は、ありません。本来、勇者とは、清らかで誠実な人間にしかなれず、物事の善悪を見極める力も備わっています。
あなたの自殺を止めに入ろうとしたのも三上陽子さんの本質が素晴らしかったからです。〕
私は、陽ちゃんに会ったらなんて声をかければ良いのだろう。
まずは、謝罪か?...いや、違うな!
〔では、助言は、これで終わりです。次に会うときは、あなたの命が尽きたときです。
ですが私は、いつでもあなたを見守っているよ。
じゃーまたね〕
読み終えた瞬間そのアプリは、消えてしまった。
 
                                                                 
周りを見渡すと青白く輝く岩石が私の足を照らし、淡く七色に光を放っている草が彼方此方に生えていた。
トンネルと思わせるこの場所は、出口が見えず、魔獣の唸り声などが響いている。
『ここは、ダンジョンの中なのか?』
〈ピロリン!!!〉
頭の中で着信音的ななにかが響いた時、
クローリーが説明していたステータスについて頭をよぎった。
『ステータス!!』
と叫んだ瞬間、目の前に表示画面が浮かんだ。そこには、自分の名前、称号、種族、スキルなどの詳細が書かれていた。
表示画面の一番右端に目をやると、(メール)と書かれているアプリのようなものがあり、誰かから通知が届いている。
 
〈ポチ!〉
私は、メールを開いた。
それは、クローリーからのものだった。
〔無事異世界へ転移できたようですね本当に良かったです(*^^*)〕
『良くないわ〜!』 
と文句を言った。なぜなら、装備も武器も持っていないからだ!
〔冗談です。おそらくあなたは、『良くないわ〜』とか言って私に文句を言っている頃でしょう。〕
『..........』
その時私は、次死んだらあの神を殴ると心に決めた。
〔では、話を戻すけど〜このメールは、異世界転移をした人に私の助言を伝えるための機能なのです。これは、一回限りでありこのメールを読み終えた瞬間、自動的に消える仕組みになっています。つまり、このメールが消えた瞬間、あなたが死ぬまで私には、連絡も取れないし会うこともできなくなるの。だけど、教会に行けばもしかすると、神託を授けてくれるかも?まぁ私の気分次第(●´ω`●)〕
『顔文字があいつの顔に見えてきた 』
〔そろそろ助言を言いますね。〕
(ゴクリ....)
〔まず、あなたがいる場所は、はるか北の彼方にある魔人族と人間の交流が深い国レガリア王国の領土であり、その国の中心部にある塔、いわゆるダンジョンの中にいるわけです。〕
『ダンジョンか、いい響きだ!』
そう、私は、昔ラノベを読んで以来ダンジョンで冒険するのが夢だったのだ。
〔階層は、100階層あってあなたは、今99階層にいるのです。
本当は、ダンジョンの前で転移するはずだったのだけれど座標を読み間違っちゃって一つ上にプロットしちゃったの。幸いそこには、ボスがいたため魔法陣は、強制的に一つ下の階に移り、展開したわけ。下に戻るには、そのボスを倒した方が早いかも。
なんせあなたのスキルは.......
そういえばこれは、お楽しみだったね。〕
さっきから私のスキルについてなにも喋らないところから察するに、あの神のことだから変なスキルに違いない。
だが、自分の事は、自分が一番理解しなければならない。このメールを読み終えたらステータスを確認しよう。
〔それでは、三上陽子さんの居場所についてです〕
『そう!それだよ!』
やっと本題に入れて思わず声が大きくなってしまった。
〔三上陽子さんは、今あなたが居るレガリア王国の真逆の方向、そこは、魔を恐れ、光を求める純潔の国またの名を、キアーロ帝国にいます。〕
『キアーロ帝国か...心配だな。』
私は、帝国にあまり良いイメージがない。好戦的で且つ支配欲がありそうだからだ。
 
〔今のところは、三上陽子さんの身には、危険は、ありません。マインドコントロールや洗脳などにも心配は、ありません。本来、勇者とは、清らかで誠実な人間にしかなれず、物事の善悪を見極める力も備わっています。
あなたの自殺を止めに入ろうとしたのも三上陽子さんの本質が素晴らしかったからです。〕
私は、陽ちゃんに会ったらなんて声をかければ良いのだろう。
まずは、謝罪か?...いや、違うな!
〔では、助言は、これで終わりです。次に会うときは、あなたの命が尽きたときです。
ですが私は、いつでもあなたを見守っているよ。
じゃーまたね〕
読み終えた瞬間そのアプリは、消えてしまった。
 
                                                                 
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