落ちこぼれの異世界転移

アルテミス

第4話  王女  sideアーリア

疲れた~~~~
ホントに疲れる人と話すのはあまり得意では無いのに…
「は~」
ため息が出る
「いけない、いけない。勇者様達には、明日から戦闘の訓練に入ってもらうとして、問題は…」
やはり、見間違いだろうか、あの晶というとてもお優しそうな男性の心……
だが、今までそんなこと無かった私の持つ魔眼に間違いは無いはず…なのに何故あんなにも、心が汚いのだろう。
それに、もう一人、神崎悠真というお方…あれは危険。あんな心今まで見たことが無い、人の心は必ず何かしらの闇を持っている。
でも……あの人は異常。
「召喚する人たち間違えたかな~」
ホントにこんな人たちが、魔王を倒せるのか心配だ…
「まぁ、私達の力不足で勝手に呼んでおいて、さすがに今のは失礼か…」
おそらく、しっかり考えてから行動しないと、すべてが終わる。すべてが崩れる。そんな微かで、でも確信を持った予感が渦巻く。
「明日も頑張りますか!」
様々な不安を抱きながら、ベッドへと横になった。

「落ちこぼれの異世界転移」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く