凡人勇者の異世界英雄譚Ⅱ 〜転移したら無敵になってました〜
Ep2/act.4 初任務
なんだかんだでリオンの入団は当然ながら認められなかったが、暗黙の了解で任務への同行は許されることで落ち着いた。
そんなこんなで俺は初任務を言い渡された。
近くの森にモンスターが大量発生しているらしいが、目撃情報はどれも低級なので新人教育がてら俺とエナ、アリスさんとE級のエクスを交えて行くことになった。
モンスター退治ではなく、一番は何故大量発生しているかの原因を突き止めることが先行らしい。無理に戦わなくてもいい。
俺からしたら好都合だった。
そして、目的の森に着いたわけだが…。
「おかしいぞ…」
森に着いたや否やアリスさんは呟いた。
確かにちらほらモンスターらしき姿は見えるが、目が合っても襲いかかってくる気配もない。
「何がおかしいんすか?低級なら武装した俺たちを見て怯えて襲いかかって来ないなんてこともあり得ますよね」
「違う。襲いかかって来ないのがおかしいのではない。今私たちが見ている様々なモンスターたちはそもそもこの森に住んでないんだ」
「と言うと?」
顔をしかめた俺を見てアリスさんは続けた。
「生態系が崩れている、と言うのが早い。こいつらは確かに低級だが、闘争心が強く武装してる私たちにも平気で襲いかかってくるだろう。本来はもっと奥地の人があまり寄り付かないところで生活しているのだ」
状況を把握したリオンは提案した。
「アリスさん、もしかしたら俺たちだけの捜索は危険かも知れません。師匠がいれば安全ではありますが、エナとエクスは帰らせた方がいいかと」
「いや、もう少し奥地を見ないことには分かりかねる。上級がいても私とリオンがいれば数体まとめて相手できるだろう。ここは一刻も早くの捜索が必要だ」
「よくわかんないッスけど、行くんなら行きましょ〜〜!」
空気の読めないエクスがズイズイと森の奥へと足を進ませて行った。
アリスとリオンは警戒しながら続く。
エナもしっかり辺りを見渡していた。
そんなこんなで俺は初任務を言い渡された。
近くの森にモンスターが大量発生しているらしいが、目撃情報はどれも低級なので新人教育がてら俺とエナ、アリスさんとE級のエクスを交えて行くことになった。
モンスター退治ではなく、一番は何故大量発生しているかの原因を突き止めることが先行らしい。無理に戦わなくてもいい。
俺からしたら好都合だった。
そして、目的の森に着いたわけだが…。
「おかしいぞ…」
森に着いたや否やアリスさんは呟いた。
確かにちらほらモンスターらしき姿は見えるが、目が合っても襲いかかってくる気配もない。
「何がおかしいんすか?低級なら武装した俺たちを見て怯えて襲いかかって来ないなんてこともあり得ますよね」
「違う。襲いかかって来ないのがおかしいのではない。今私たちが見ている様々なモンスターたちはそもそもこの森に住んでないんだ」
「と言うと?」
顔をしかめた俺を見てアリスさんは続けた。
「生態系が崩れている、と言うのが早い。こいつらは確かに低級だが、闘争心が強く武装してる私たちにも平気で襲いかかってくるだろう。本来はもっと奥地の人があまり寄り付かないところで生活しているのだ」
状況を把握したリオンは提案した。
「アリスさん、もしかしたら俺たちだけの捜索は危険かも知れません。師匠がいれば安全ではありますが、エナとエクスは帰らせた方がいいかと」
「いや、もう少し奥地を見ないことには分かりかねる。上級がいても私とリオンがいれば数体まとめて相手できるだろう。ここは一刻も早くの捜索が必要だ」
「よくわかんないッスけど、行くんなら行きましょ〜〜!」
空気の読めないエクスがズイズイと森の奥へと足を進ませて行った。
アリスとリオンは警戒しながら続く。
エナもしっかり辺りを見渡していた。
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