箱庭とノア
4話、ナギサの友達①
「うぅ、それはもちろんわかってるよ?でもこの国には入ってこれないはずだし。」この国は一般的に魔法、もしくは魔術が使える者しか入る事が出来ない。また、他国との交流も一切受け付けてないのだ。「こらー、お話はコソコソしてくださいね。」「す、すみませんっ。」講義が終わった頃、ナギサが急にこの後時間あるか?と言ってきた。二人とも特に用事はなかったのでいいよと答えた。「ナギくんが私たち誘うなんてなんか珍しいね。」「実はさ、俺の友達がもう少しで進級しそうなんだけどなかなか魔術が上手くいかないらしくて。」「お前にも友達居たんだな。」「ちょっ、ひどくない?俺だけあたりキツくない?」「冗談だよw。」「あ、フィ起きて起きて!」シエルのカバンの中で寝ていたシルフィは眠たそうに起きた。「ん?どうしたんだい?」「あのね、これからナギくんのお友達に会いに行くんだって。」「へぇー、君友達いたんだ。」「もう!皆して冗談きついぜ!」そうこう言ってるうちにその友達の家の前についた。
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