運命の異能

猫川 龍

異能発覚⁈

すると、頭に一つの単語が浮かび上がった。
それは、《変化》
「《変化》?」
「それがお前の《異能》だろう。具体的な力の内容はわかるか?」
「さぁ。よく分からない。」
「そうか、まぁこれから分かることだろう。最後に何か質問は無いか?もうすぐあの雄叫びが聞こえると思うから一つだけな」
疑問?あ!そういえばあの仮面の男は一体なんだったのだろう?そしてこの目の前の男についても聞きたい。さっきこの男は雄叫びと言っていた。雄叫びとは一体どういうことなんだろう?質問なんて思いつくだけでも沢山ある。その中から一つを選べなんて。じゃあ、あれしか無いな。
「あの!あなたの《異能》ってなんなんですか?」
「俺の《異能》が知りたいのか。んー。まぁいっか。俺の《異能》は‥‥」
その時だった。
ビーーーーーーーー
学校のチャイムとは比にならないほどの大きな音が部屋中に響き渡った。
『えー、異能者諸君に命令だ。今から至急異能
検査室に来るように』
この声が終わるのと同時に鉄格子が開いた。
感想を言うと単純にめっちゃうるさかった。
そして声の低い男性の声だった。
「えっと今のが雄叫びって奴ですか?」
「ああ、そうだ。だが、俺が勝手に雄叫びって呼んでるだけなんだけどな」
修二は笑いながら言った。
「じゃあ、行くか!マイパートナー」
は?この人は何を言ってるの?
「あの、パートナーってどう意味ですか?」
修二はとぼけたように
「えっ?言ってなかったけ?」
「はい。聞いてません」
「忘れてたな。まぁ、簡単に言うと一緒に戦うパートナーだ。じゃ、改めて行くぞ」
「えっ⁈ちょっ⁈」
真由は手を引っ張られるがままに二人は牢屋を後にした。

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