告ったら魔王城に連れていかれました。
ルナラブ馴れ初めパニック!Ver.2(ラブラネ目線)
更新おそくなりました!前回と同じ内容を、違う視点で見たストーリーとなっております。次の回想話ではルナラブペアに進展があるかも!
ルナラブ馴れ初めパニック!が終わったら、
本章の方のストーリーでも進展があるはず。
応援よろしくお願いします!
それでは本編をどぞ(っ´∀`)っ
私とルナウルは幼馴染だ。
この時はまだ私はそこまでギャル系じゃない。
ギャル系になりかけている…くらいかな。
昔からルナウルはモテたし、
正直私もずっと前から彼が好きだった。
でも彼は迷惑がるだろうし、
嫌われたり、関係がこじれるのは嫌だから、
別に思いを伝えたりはまだしない。
いつかはしたいとは思っているが、
少なくとも今の彼のモテ期が
落ち着くまでは我慢しようと思う。
人間の年齢で言うとウチらは高校生くらいだが、
親がどちらも魔王城の重役だったのもあり、
もう働き始めている。
年齢的には青春時代真っ盛りなんだけどな…
でも他の女の子よりは、
ルナウルと過ごす時間が長いのも事実だよ。
彼は一日が終わった頃に、食堂に来る。
それで、私の作ったご飯を食べてくれるんだ。
すっごく美味しそうに食べてくれるから作りがいもあるし、なにより好きな人が食べてくれるんだもん。そりゃあ嬉しいに決まってる。
あ、ほら。今日も来た。
今日はビッグウルフのステーキだ。
出来たてを食べて欲しいので、
仕込みまでしかしていない。
[ラブラネさん……お疲れ…様…です…………
今日は、何…を作ってくれるん…ですか?]
いや、ボロッボロ!
いつもの10倍近くやつれてるし!
これ結構危険な域まで達してるって!
彼は頑張って笑顔を作っているが、
その笑顔さえも歪んでいる。
ぶっちゃけ怖いレベルだ。
今日はちょっとサービスしちゃおっかな。
〔あ、いらっしゃ〜い。
今日はビッグウルフのステーキだよ。
それにしても来る度にやつれてるね……
今日はいつもより酷い気がするんですけど…
元気になる隠し味入れてあげるね。〕
味は普通に作るさ。
じゃあ何を入れるのか。魔法だよ。
私はステーキを焼き終わると、
熱々のステーキに魔法をかけた。
疲労回復魔法だ。
いわゆる、栄養ドリンクと同じ作用をする魔法。
もう1つ魔法をかけた。
時間差でかかる睡眠魔法だ。
沢山寝た方が回復も早い。
彼のところにステーキを持っていく。
そして、ニコッと微笑んで言う。
〔はい。出来たよ。
   食べて食べて!〕
いつも通り、おいしいって言ってくれるかな。
[好き……]
……え?今、好きって……
魅了魔法はかけてないはずなんだけど。
〔え?なんか言った?〕
[ラブラネさんの料理が好きです。
とってもあったかいです。]
あったかい、って……
どういう意味よ。
精神的にあったかいの?
取り敢えず知らバックれるか。
〔……え?
出来たてだし、ふつーじゃない?〕
どんどんルナウルの顔が赤くなっていく。
可愛い……♡♡
じゃなくて!
〔今日のルナウル君、変だよ?
本当に大丈夫?〕
風邪ひいてたら大変だよね。
私が顔を覗き込んだその時だった。
[えぇ、大丈夫ですよ……………ウッ!]
ルナウルが倒れた。
いや、正確には寝た。
睡眠魔法が早くかかり始めたようだ。
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