僕が頂を手にするまでの物語

黒炎の堕天使

第一章 壱の型 白虎

 「剣の振りが遅い!もっと集中しろ剣先にまで《気》を纏わせろ」

 今僕は師匠とともに二ヶ月間素振りと《気》のコントロール訓練を行っています
 この一週間何故か師匠の厳しさが増した気がします
 正直怖いです

 「今集中途切れたぞ剣の《気》不安定になったぞ、よし一千回終了終わっていいぞ」
 「終わったぁ、はぁ、はぁ」
 「だいぶ伸びたな二時間ぐらい伸びたんじゃないか」

 あの森の一件から僕は成長した
 《気》の持続時間が三時間弱まで伸びた
 そして剣術もだいぶ伸びそこら辺の魔物なら余裕で狩れる様にもなった
 新しい発見もあったあの森、神木があった森は高ランクの魔物巣窟だったそうだ数年前に師匠がSSSランクの神竜を狩り森の魔物は姿を消したそうだだが森の奥地に隠れていたSSランクの魔物は生き延びたそうだ
 言い忘れていたことが師匠のトラップにかかった魔物はAランクのウッドモンキーだったそうだ

 「よしリウスお前の基礎体力も増えたそして《気》の扱いも大丈夫だと思うだから遂に教えようと思う白虎の使い方をな」
 「遂に辿り着いた、教えてください!」
 「そう焦るな、また俺が最初にやってみるからその後にやり方を教えてやる」

 やっとだ、この頃素振り一千回しかやっていなが片時も忘れたことわない

 師匠は丸太を準備し前回と同じ様に

 「壱ノ型 白虎」

 前回と同じ様に剣を全く違う方向へ切りつけたが丸太は綺麗に切り裂かれ半分に割れた
 そして今の僕が前回と違うのは《気》を使えることによって相手の気の動きを見ることができる、そして今僕は発動状態であった
 見えた師匠の剣から最初は剣の軌道と同じように《気》が飛び空中で反射そしてまた反射幾度の反射を行い更に加速そしてまた加速、およそこの間0.5秒この間の出来事は常人では感知すら出来ない僕は《気》を目に集中させやっと捉えられるぐらい

 「はぁ、はぁ、速い」
 「その様子を見ると《気》の移動は観れた様だな、そしてお前は一箇所に《気》を集中させる方法も会得したそれならすぐ覚えられるさ」
 「一旦休憩します」

 《気》を一箇所に集中するだけでこんなにも精神的疲労が溜まるなんてまた一個課題が増えたな

 僕は五分休憩し訓練へと戻った

 「よしお前も回復したし教えるぞ、まず白虎は目視しているところまでなら何処からでも攻撃が可能だそして剣を外した場合でも《気》さえ纏っていればいつでも発動出来る、次は発動の仕方だが剣に纏わせた《気》を自分の思う方向に向かって反射させるイメージだな、そして最も重要なのは反射回数これは増えれば増えるほど速度も威力も上がる、一回の反射なら実際の攻撃の十分一の威力しか出ない、だが反射を繰り返すことによって普通の剣撃よりも強い一撃を与えることが可能になる、欠点は手練れとの戦闘の場合反射数を増やすと反射時間が伸び敵に回避される可能性が僅かでも現れてくる、
だからいかに早く反射を行う速度と威力を高めるかが重要ってことだ」

 白虎は反射を行い速度と威力を高める技、反射回数を増やした時の威力は壮大な物になる
 だが反射を行いすぎると相手に躱す隙や反撃をするための一瞬の隙が生じる

 「今のお前は剣に気を纏わせることが可能となっている、だが白虎を使うには目と剣両方に《気》を纏わせる必要がある」
 「目は何故必要なんですか」
 「それは白虎の反射スピードに耐えれるのはこの《気》を纏った目でしかできないからだ、やってみないと分からないさ」
 「じゃ剣に纏わせる量はどのぐらいでいいんですか」
 「こいつは量より厚みだ剣に纏わせる《気》は薄く、そうすれば反射がしやすくそして威力もだいぶ上がる」
 「試しにやってみます」
 「こいつもイメージが重要だそれと剣から《気》を放つことも忘れるなよ」

 よし師匠が言っていたのを行動に移しますか
 まず《気》を発動状態にし剣を構えるそして剣を振るその時に《気》を放つそして《気》を空気中で反射を行い威力と速度を増やし丸太へ向けて放つそしてお前は空気中で丸太の背後へ斬撃を送り丸太を切り落とす
 イメージ、イメージ、イメージ

 「壱ノ型 白虎」

 反射、反射、反射
 僕が放った斬撃は反射を繰り返し速度を増し更に丸太の背後へ回り丸太を切り落とした

 「いい一撃だったぞ、一つ言うなら剣から《気》を放つ瞬間一瞬ブレたな《気》がぶれると反射があらぬ方向へ向かったり誤作動を起こすからそこは注意だな、まぁ練習あるのみだな」

 成功した、出来た
 だけど直さなきゃいけない点が出てきたな
 今の感覚を忘れないように毎日練習しなきゃな

 「リウスお前は欠点があったとはいえ壱の型を会得しただから次の型に移ろうと思う、教えられる期間もそう長く無いからな」
 「分かりました!師匠」
 「次の型の名前は〈弍ノ型 朱雀〉」
 「弍ノ型 朱雀」
 「俺がやるから目集中させとけよ」

 《気》発動
 今目に《気》を集中させているから大抵の動きなら見える
 僕は師匠を見つめている、次の瞬間消えた師匠がいなくなった一瞬見えたのは師匠の服がぶれた事しか見えなかった

 「リウス見えたか?」

 後ろの方から師匠の声が聞こえた
 振り返ると師匠が立っていた
 少し砂埃が立っていた

 「全然見えませんでした」
 「分かった、まずお前へ言うことがあるそれはお前の《気》が弱い目に留める量はいいんだが質が落ちてしまっているから、また質向上のために瞑想だな」
 「分かりました」

 師匠の動きが見えなかったのは《気》の練りが甘かったのか

 「次に朱雀の効果を教える、朱雀は速度を極限まで高め相手の懐へ潜る技だ俺は今一瞬のうちにお前の背後へ回った、そしてこいつの発動条件は身体中に《気》を纏わせるが脚の部分には他より量と質のいい《気》を纏わせる必要があるだから型の順番が白虎の次なんだ、白虎は目に集中させることから次の型の感覚を掴みやすくさせるんだ、そして最も相性の良い型が壱と弍なんだそして残りの二つ参、四同士が相性が良いこれは追い追い教えるからな」
 「分かりました」

 体全体に纏わせた後に脚だけ量と質を高める必要があるのか、瞑想しなきゃな

 「一回脚だけに《気》をためてみな、そして俺に向かって走ってこい」

 《気》発動
 そして脚だけに送る、僕の場合質が低いから二重でかけて準備完了

 「行きます」

 地面を蹴り師匠の元へ第一歩を踏み出した瞬間轟音とともに世界が反転した
 僕はものすごいスピードで吹っ飛んだらしい

 血が口から出てきた
 内臓がやられたっぽいな

 「やっぱりな、今魔法かけてやる」

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