僕が頂を手にするまでの物語

黒炎の堕天使

第一章 魔法訓練②


 「火炎玉ファイヤーボール

 目の前に顔の大きさほどの火の玉が現れ前方に飛んで行った

 「成功、一発で成功するか、潜在能力の塊じゃのう」
 「成功した!神父できました、ステータス表示以外の魔法を使えました」
 「ステータスだけが真実じゃないからな、この時代ではステータス以外は使えないってなっているが、練習すれば誰でも使える、ステータスに記載されているのはその人の適正魔法だけだからな」
 「僕頑張って全属性を使えるようにします」
 「全属性を使えたら次のステップだな、それと同時にジータに体術や剣術も教えてもらえ、あいつああ見えても王国騎士団長をやっていだが、冒険者がいいって逃げてきたんだ、本当に馬鹿だ」

 嘘、師匠が王国騎士団長!!
 教え方あんなヤバいのに?
 どうして成れたんだ、絶対おかしい

 「実力だけならこの王国で最強かもしれない、だが教えるのが下手くそすぎて、知る人が少ないんだ、数年前に出た国立大会で優勝はしたものの、無名だったから人に知られてないんだ、本当に勿体ない」
 「じゃ僕が師匠の剣と神父の魔法を会得して跡を継ぎます」
 「頼もしいのぉー、期待してるぞ、じゃもっと厳しく行くか」
 「こっこれ以上は...」

 絶対死にます
 先に言います親不孝でごめんなさい
 いや、神父不孝でごめんなさい

 「よし最初の目標は初級のボール系統を全マスターじゃ」
 「はいっ!」
 「まず儂が見せるから頭で思い描いて発動してみろ、お前なら余裕だともうぞ」

 神父は水魔法の水玉ウォーターボールを出し僕の周りを二周させた

 「終了、儂のばっか見た物だといかん、コピーより自分の想像したものの方が威力も上がるからのぉ」
 「分かりました」

 水かーなら雨を想像するか、雫一個一個を集めて一つの塊を作るこれをイメージ、そしてさっきと同じように移動をイメージ
 この動作を行う

 「水玉ウォーターボール

 出来た?けどなんか今にも崩れそうな感じが
案の定水玉は下の方から決壊、そしてどう考えてもさっきの水玉以上の量の水が溢れ出てきた

 「シン何をイメージした?」
 「イメージ、雨です」
 「そうか、雨はどんなものだ?」
 「雨、雨は上から降ってくる」
 「そう上から降ってくる・・・だからお前の魔法も下の方から、水が溢れ出てきたんだ、イメージ次第では効果も威力も変わる、名称や今知られている効果は大昔に賢者・・が作ったとされる魔法だ、だからみんな型に縛られているんだ」

 イメージ次第で効果も威力も変わる、なら魔法無敵じゃない?

 「じゃこの世は争いで大変なんじゃ」
 「しかしな、そう上手くはいかないんだ、魔法を作れるのは天性の才能がなければ無理だ、そして尋常じゃない努力と代償が必要になる、その事は覚えておけ」
 「分かりました、一つ質問が神父は魔法を作ったんですか?」
 「作ったさ、本当にあの魔法だけは」
 「どんな魔法なんですか」

 気になる

 「魔法名は《手の中で踊る世界》だ、使えるのは儂だけさ、能力は世界の改変だな、儂が思った通りに物事が進み、記憶すらも変えられる、代償はあるがな」
 「代償?」
 「この魔法は儂の最愛の者が死ぬ」
 「神父の最愛の人」
 「この魔法は魔神との戦闘で世界と恋人を天秤に掛けた時に生まれた魔法さ、あの時はなぜこんな魔法が生まれたのかが不思議だった、でも儂は守りたかったと思うあいつが愛した世界を...」

 神父の辛い過去
 何故だろう
 懐かしい気がする

 「まぁ過去の話はここまでにして、お前もわかっただろ魔法生成においての代償を、規模によって代償は変わるけどな、よしどんどん行くぞ」

 神父は残りの光、闇魔法を出し、僕は今日中に全属性の初級を使えるようになった

      =================

 今日の訓練は終わり、神父そして師匠とのミーティングが始まった

 「シンの人外っぷりには参ったが、既に慣れたな」
 「一日で全属性の習得か、俺は二日で習得したがな」
 「お前は魔法が苦手だったからな、でもシンは魔法は得意だが体の使い方が全くダメだ、だから今後シンは魔法の訓練よりジータから剣と体術を教えてもらえ、だが流石に魔法も使わないといけないからイメージトレーニングそして魔力増量だけを行ってもらう」
 「そう言う事なら任せとけ、入学までに叩き込んでやるから」
 「神父、魔力の増量はどうやるんですか?」
 「やり方は魔力だけで物を作る、形を作るやり方だ、あれは凄く効率のいいやり方だから暇があればどんどんやりな」

 前ミューナに教わったあれか魔力の棒作るやつ

 「そしてシンには次のステップ身体強化を覚えてもらう、こいつは基本ではない、覚えることができるかはお前次第だ」

 確か特質系の魔法の一つ無属性
 面白くなりそう

 「俺からも一つお前は基礎筋力が足りないから体に重りを付けて生活をしてもらいたい、だが普通の重りだが邪魔になるから、ここは無属性で質量のありや物を製作してもらう、この魔法は使い方によっては透明な武器にもなるから、便利だ、覚えてくれよ」

 これで無属性を必ず覚えなきゃいけなくなりました

 「よし、明日までに無属性の質量部門を覚えなきゃ、今日はもう遅いから寝な、イメージはしといたほうが、明日が楽だぞ、おやすみ」
 「おやすみなさい」

 僕は自分の部屋に戻り

 イメージ、服のイメージをして、重りを薄くした服をイメージ
 眠い

 そして僕は眠りについた






 懐かしいあの感情は何だったんだろう

 

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