僕が頂を手にするまでの物語

黒炎の堕天使

第一章 魔法訓練

 朝いつも通り庭へ向かい、瞑想と素振りを行なった
 今日は神父の訓練か、何かな〜?

 朝ごはんを食べに食卓へと向かった
 食卓へ向かう途中に神父が森に行くのが見えた

 こんな朝早くから何しにいくんだろう?

 僕は神父が気になり後をついて行くことにした
 まだ僕は気配を消すことはできないので、木陰に隠れながら進んだ

 数分後、僕達は聖堂?らしき建物へと足を運んだ、中は古びた教会のようになっており、中央には像が祀られてあった

 「シン、バレてるぞ」
 「やっぱり、バレてたか」
 「お前は気配を消すことを学ばないと、ろくに尾行も出来ないぞ
 まぁ来たついでに掃除手伝ってもらうぞ」
 「はーい」

 きっと此処は神父の思い出があるところかな

 「神父真ん中の像は創造神様ですか?」
 「そうだが、この教会はどちらかというと精霊を祀るところだな」

 この世界には教会があり、教会にも種類が多数ある、一つは創造神を崇める教会、精霊を崇める教会、最後は独自の神を崇めるところがある
 この教会は二番目の精霊教会に属する

 「この土地はこの世界で精霊が最も集まりやすいところなんだよ、だからお前がミューナに会えたかもな」
 「この土地が...じゃあ他の精霊とも契約できるかな?」
 「出来るさそいつが心を開いてくれたら
 じゃあ話はこのぐらいにして掃除するぞ」

 僕達は教会の椅子や壁そして像を雑巾で拭き、最後に祈りを捧げ孤児院へと向かった

 ご飯を食べたら訓練開始だ

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 朝ごはんを食べた後訓練場(庭)へと向かった
 既に師匠、神父が僕を待っていた

 「よしシン早速初めても良いか?」
 「よろしくお願いします」
 「じゃあ、先に基礎から行くか」

 僕は神父から魔法の基礎である魔力の使い方について教えてもらった

 「魔法を使うための魔力、だが魔力はこれだけの使い方じゃない
 魔力を利用した、初歩の機能それは〈付与魔法〉だ、付与魔法はものに魔力で効果を付与する能力だ
 剣があったとする、この剣は普通の一般支給品の安い剣だ、切れ味はそこそこだがこの剣に魔力を通し自分の理想に仕上げることができる
、後はアクセサリーに効果を付与することも可能だ、これを〈付与エンチャント〉という、この能力は使用者の魔力保有量そして質が作用する、だが魔力がいくらあっても機能しない、付与を行うには魔法陣を描く必要がある、この魔法陣は買うこともできるが作ることもできる、作り方は自分次第だ、特に作り方はなく自分の思いを投影すれば良いさ、ここまで大丈夫か」
 「なんとか」

 頭に無理矢理入れているような感覚だ

 「そうか、なら実際見たほうが良いだろう、ジータ剣を貸してくれ」
 「剣か、いまの手持ちはこれしかないな」

 そう言って渡したのは短剣だった、刃渡り三十程度

 「これぐらいだったら、大丈夫だ」

 神父はその短剣を持ち近くの大木を切りつけた、その大木に入った傷は僅か数センチ

 「剣は木を切るには向いていない、だが魔力を通せばこうなる」

 神父が懐から神を取り出しその上に短剣を置いた、そして紙と剣両方に魔力を通した、神が剣に吸い込まれるように消え、剣からは魔力が発せられていた

 「見てろ」

 スパッ、大木が斜めに滑り落ちた、さっきは切り傷程度だったがいまは木が真っ二つに切れてしまった

 「まぁこんな感じに強化ができる、今回は儂のオリジナルじゃが、お前もすぐにできると思うぞ」

 付与か面白そうだな

 「どうやったら付与魔法が使えるんですか?」
 「お前なら魔力面に関しては大丈夫だ、だからオリジナルの魔法陣を作ることができれば可能だ、やってみたいか」
 「やりたいです」
 「ちょっと待ってろ」

 神父は孤児院の方へ走っていった

 オリジナルの魔法陣か〜、考えようかな
 普通に文字でやってみようかな
 じゃあ、まず切れ味強化だけでやろ
 地面に描いて、剣を置く、あれっ剣がないかなら枝で良いか、頭の中で木が簡単に切れ落ちるイメージ、落ちる、切れる
 よし魔力を注いで、できろ
 
 目の前にあった魔法陣に魔力を注ぐとその魔法陣が浮き上がり、枝に吸収された

 出来ちゃったかな
 きっとこの枝に魔力が吸収されたっぽいな、よしさっきの木切ってみよ
せーの、スパッ、木が簡単に切れてしまった

 「......」

 あの〜初見で出来ました

 数分後に神父が戻ってきた

 「はぁ、お前何やったんだ」

 神父の口調がおかしいんだけど

 「頭の中で想像して魔力を枝に流したら、出来ちゃいました」
 「付与魔法は修行を積んで出来るものなのに一番難しい魔法陣を想像だけで......」
 「この枝にどうします?」
 「だが、その枝は魔力の定着が不安定だから、毎日付与し続けると使っても爆発しなくなるな」
 「爆発?」
 「あぁ不安定な魔力定着を行うと、定着を行なっている本体が大爆発を起こす、けどそこまで不安定じゃなきゃ大丈夫さ」

 怖っ、そんなこと言われたら付与嫌いに塗りますよ

 「付与魔法は毎日欠かさずやりな、そしてお前なら魔法陣なしでできるようになるさ」
 「分かりました」

 これから日課が増えるな

 「じゃ付与はこのぐらいにして次は魔法だな、今日から魔法の安定そして威力向上だ、まずはお前の使える魔法を教えてくれ」
 「僕は風魔法と治癒魔法が使えます、治癒はまだ使える機会が無かったから使ってません」
 「そうか、なら残りの五年で全属性そして風と治癒を上級までなら大丈夫だろう」

 全属性か使えたらかっこいいだろうな

 「じゃまず、これをみてくれ」

 神父が両腕を広げあたりに魔法を放った
火属性初級火炎玉ファイヤーボール
水属性初級水玉ウォーターボール
風属性初級風玉エアボール
光属性初級光玉ライトボール
闇属性初級闇玉ダークボール
の五つを放った、五属性を無詠唱で
 普通魔法は詠唱が必要だが、使い続けると魔法の詠唱を必要としない、しかし頭の中のイメージが強くなければ不安定になる、だから詠唱をしイメージを定着させる必要がある
 なので無詠唱はできないと言われている
 初級魔法だとできる人もいるが五属性を出す人はあまりいないと思う

 「これが基本属性の魔法だ、全て初級にしてある、この他にも派生系があるが、基本を極めないと使えないな、まずはお前が全属性を使えるようにしなきゃいけない」
 「分かりました、でも詠唱が分からないから....」
 「そうか詠唱な、でもイメージさえしっかりしていれば魔法を放つことが出来る、実際詠唱はいらないんだ」

 えっでも詠唱がないと不発や爆発が起きるって

 「爆発とか大丈夫なんですか?」
 「魔力制御さえ出来れば可能だ、お前は朝魔力操作の練習してるから大丈夫だ、まずイメージを強く持って魔力を出してみない、きっと出来るさ」
 「やってみます」

 イメージ...ロウソクの火をイメージして手から火が出るイメージ、そしてその火を空中に固定させるイメージ、火を目的まで移動させるイメージ、これを一つの動作のように魔力を動かす


 「火炎玉ファイヤーボール!!」




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