僕が頂を手にするまでの物語

黒炎の堕天使

第一章 今回こそ訓練開始

 翌朝この頃やっているルーティン的なものをしている、それは魔力を操る練習をしている、僕はこれを日課にしようと思っている

ねぇ、ミューナ魔法の使い方ってわかる?
(分かりますよ、シン様は魔法の属性とか知っています?)
いや、魔力を使って物事に介入するってことぐらいしか分からないな
(ではまず、魔法においての属性と性質を説明いたします)
ありがとう
(魔法には基本属性が五つ、特質属性が三つあります、基本の五つは火、水、風、光、闇そして特質の三つは無、時空、召喚の三つになります、特質は誰にでも獲得可能ですが、かなり難しいと言われています、最も重要なのは基本属性の適正です、なのでもし火属性最高魔法  <地獄の業火インフェルノ>を使えたとしても水属性の<海王>の威力が低くなる可能性があります、ここまで大丈夫でしょうか?)
 あぁ、適正により威力の増減が起きると
(そうです、次に参りましょう、特質属性の説明です、特質属性の無は自分本来の魔力を使い 身体強化、質量のある物質を作ることが可能です、なので無属性は術者の魔力保有量が肝になります)
じゃ僕みたいに精霊契約している人の魔力はどうなるの
(その場合は精霊と合わせた魔力を使うことが可能です、術者の鍛錬により精霊の契約数、可動域が決まります、次に時空です、時空は自分以外の他者を対象とします、仮に僕がシン様に魔法を使いシン様の動きを遅くした場合、時計の秒針は普通に動きますが、シン様の体は何万分の一ぐらいのスピードで動かすことが可能です、ほかに食料、素材等なにもかけることが可能です)
ここまでは理解できたよ、次は召喚か
(呑み込みが早いですね、次は召喚についてですが、この魔法は術者の血液を魔法陣内に垂らし
魔力を注げばその量と技量にあった者を呼ぶことができます、精霊も一応召喚の派生ですね、この魔法の厄介なところは術者と契約が切れることがないためいつでも呼べることができます、ですが魔物によって魔力消費量が尋常ではない者もいます、なので諸刃の剣と言ってもいいでしょう)
でもミューナはそこまで魔力を使わないよ?
(それは精霊は大気に溢れている魔力を使用することが可能です、ですが召喚した魔物や神獣は術者の魔力を使うことで原型を保ちます、なので精霊を多く従えると大気の魔力を使いやすくできます)
大気にも魔力はあったんだ、でもどうやって使うの?
(魔法を使用するときに微量ながら吸収されま
す、なので気付きにくいと思いますがこの魔力を操ることができれば、魔法の幅が格段に向上します、そして大気の魔力を魔素とも言います、なので魔素が多い地域では初級魔法でも十分な威力を発揮します、そしてレベルも上がりやすくなます)
大気にある魔素も効率的に使うのがいいってことだね
(そうですね、あとでジータさんと訓練したあと魔法の訓練もしましょう)

僕はミューナから講習を終え朝ごはん食べたあと、庭で訓練をする事になっている

既にジータさんが瞑想と素振りを終え待っていた

「シンやっと来たか、瞑想はやったか?」
「朝のうちにやりました」
「よし午前は俺が体術と剣術を教えよう、午後は親父が魔法を教えてくれるってさ」
「よろしくお願いします」
「よろしくな」

初の訓練が始まった

「まず木剣を渡すから素振りをしといてくれ、少し森に行ってくるから、これを手本にしてくれ」

師匠はそういうと木剣を投げ渡し、自分の木剣を構えて素振りを行った、周りに落ちていた葉っぱや枝が舞い上がって行くのが見えた

これを手本にって言われてもな

「これを見よう見まねでやっててくれ、戻ってきたらお前のを見せてくれ」

ジータさんは森の方へと消えていった

素振りか、取り敢えず振ってみよかな
師匠適当だな

まず師匠と同じ構えをとって、確か右手が上、左手がした、腕を上段で構えて下ろす、こうかな
師匠ほどではないけど一応できたな、反復練習か
それから三十分黙々と木剣を振り続けた

師匠遅いな〜
何してんだろう?

「おーいシン」
「師匠何してたんですか?」
「その呼び方...まぁいいか、その方がやる気出るからな、それと土産だ」

ジータさんは両手に麻袋を持っていた
ちょその麻袋何故動いているんですか?

「あのーそれはもしかすると、まも「うん、魔物ね」

うん...言葉遮られちゃった...ん?
魔物ね

「何考えてるんですか、まだレベル1ですよ、倒せるわけないじゃないですか」
「いや、そう言われてもな、そのステータスだと説得力皆無なんだ、まぁどんな方法でも良いから倒してみろ、剣はこれな」

そう言われて渡されたのは鉄製の剣である、長さは一メートル程度だと思う
いや訓練ってまだ素振りだけです.. 
もうやけだ、ミューナ行くぞ
(分かりました、シン様なら行けますよ)
準備できた

「なんか準備できたみたいだな、じゃあまず一匹から、初めはゴブリンから」

師匠が麻袋から取り出したのは一体のゴブリンだ、大きさは僕の腰ぐらいしかない、そして武器は短剣かな刃渡り三十センチぐらいのものだ

「ゴブリンは単体だと弱いから、うまく躱しながら的確に攻撃を当てると勝てるぞ」

師匠なんて適当な
目の前には一体のゴブリン、どう戦うか
よし決まった、ミューナ魔法の使い方って魔力放つ感じたよね
(そうです)
よし、自分の勘を頼りに

風の刃エアスラッシュ

出ちゃった、待って魔力が手から出てくイメージだけなんですが
目の前のゴブリンの体は真っ二つに割かれ絶命した

「シン......お前どうやって魔法を」
「いや〜自分の勘ってすごいんですね」
「勘だけでそれ、まぁいいやゴブリン一体なら余裕か、なら次行くぞ」

そう言って麻袋から取り出したのは、フォレストボアという蛇である、こいつは体を常時毒液で守っているから素手では対処できない厄介者である、先端には周囲の魔力を探知する器官が備わっている、なので魔法は躱されてしまう、どう攻めるか...動きさえ止めればいいか

「大地よ目の前の敵を封じたまえ」

僕は地面に魔力を流すと地面から次々と蔦や草が生えてフォレストボアの動きを止めた

僕は剣に手を掛けフォレストボアの首を落とした、正確にはどこから首かはわからないが

「今のもまた魔法か?」
「きっと[生命の起源]だと思います」
「...」

師匠黙っちゃった、ミューナ次は精霊魔法の使い方教えて
(精霊魔法は精霊に命じるだけで使えます)
そうなんだありがとう

「よし次はこいつだ」

またもや登場麻袋、次の敵はゴブリンの上位種であるハイゴブリンである、こいつの特徴は知能が高いのと下級魔法が使える、そして身長は二メートル前後武器は一メートルないかぐらいの剣である、既に結構錆びてはいるが武器としてなら少しは使えるだろう

行くぞ

「ミューナ前の敵を捩じ伏せて」
(分かりました)

ミューナは実体化すると両手を合わせ詠唱を開始した

(微々たる精霊よ此処へ集え
精霊魔法<精霊の吐息ピクシーブレス>)

目の前に旋風が起きたと思うとハイゴブリンの足元から竜巻ぐ起こり、やつの四肢を粉砕し亡き者へとさせた

(これが最も威力の低い魔法です、精霊魔法は僕の声に応えてくれる精霊の量で威力が変わるから下級とかの決まりはないんだけど、応えてくれる精霊の階位でクラスが決まるから、下級魔法って部類に入ってるんだ)
あとでもっと教えてね

ミューナは自慢気に教えてくれた
ミューナは自分の事を話すときは一人称は僕なんだな

「シン今のは」
「ミューナに頼んで精霊魔法を使ったんだ」
「精霊魔法使えるようになったのか」

声のほうを見ると神父が面白そうな顔でこっちを見ていた

嫌な予感しかしないんだけど


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