僕が頂を手にするまでの物語

黒炎の堕天使

第一章 始まり

 
-目の前にはなにも無い-
-一瞬眩い光が射した-
 僕はある洋室にいた
 目の前はある男性と女性が深刻な表情で

 「お前はここにいろ、俺らが必ず守ってやるからな」
 「あなたは私たちの宝物だから...」
 「お父さん...お母さん...」
 「リウスお前は強くなれよ」

 そう彼達は僕の家族だ、父親は僕を箪笥たんすの中に隠してこう告げた

 「何があっても声を出すな、俺たちは行ってくるからな」

 そして父は僕に背を向けた
 僕は箪笥たんすの隙間から彼達の姿を見てしまった
 見えたのは黒い影が僕の親の首を刎ねたのだ

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 またあの夢を見た
 何度見ても慣れない親との別れ
 僕は冷や汗を流していた
 少女が僕に声をかけてきた

 「....……様何かありましたか?」
 「いや何でもない、大丈夫だ、ありがとう」

その少女は僕のことを気遣い声をかけてくれた
この少女に僕は何度も助けられた

 「さぁ旅に出ようか」
 「はい」

 少女は小さな希望に溢れた声で答えてくれた
 ここから始まる僕の物語


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 僕の名前はティリウス、住んでいた村が"魔人"に襲われ僕以外のみんなは死んだ
 その頃の記憶はたまに夢に見る程度にしか覚えてない
 僕は村を見に来た冒険者に助けられた王都近隣の小さな村の孤児院に預けられた
 僕はその頃三歳だった
 その孤児院に一人の神父と五人の子供達がいた
 一個上のマエ姉、3つ下のユウ、双子の赤ちゃんがいた赤い髪がベル、黒色の子がベラだ
みんな神父に育てられた子供達だ

 神父に教わったがこの国では十五から成人として見られるそして十五歳になれば選択肢が出てくる冒険者育成を専門学園、もう一つは十五からそのまま冒険者になるという選択肢だ、今の時代では一番目の選択肢が多いようだ、・基本冒険者は魔物を倒したり護衛、採取、地形調査などで生計を立てている職業だ。

 この孤児院ではすでに学園を卒業さした人や冒険者となり国に貢献している人もいる
 なのでこの孤児院では十五になるとどちらかが選べる冒険者になればギルドへ行き冒険に出られる、だが未熟だと死と隣り合わせな状況下に置かれるその点は要注意だ、学園に入るときは国から入学費諸々が支給されるだが卒業すれば冒険者になり国に返すシステムなのだ

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 僕は度々へんな夢を見る目の前には何度も見たような男性と女性が立っていた彼達は僕に何か声を掛けるような行動を取っていた彼達は僕を箪笥の中に入れようとしている箪笥の戸がしまった次彼達の首が刎ねられた

 そして僕は起きるこの夢を度々見る、なぜか現実にあったかのような鮮明さで起こる夢に疑問を抱いていた<これは僕の記憶なのかもしれないと>この疑問を抱き夢の世界にまた旅立つ
夜が明けた
 育てられてから7年僕は十歳になろうとしている

「お前に大事な話がある」
「何?」
「ちょっと来てくれ」

 そこは滅多に入ることのない神父の自室だ僕は自分がよっぽどのことをしたと過去を振り返って見た

 「お前の両親についての話になる、数年前お前を拾ったのはこの近隣にある村で見つけたんだ、そこは既に家は無く畑も荒らされ人っ子1人居ない状態だっただけど瓦礫の中に埋れていたお前を発見してここに引き取ったんだ、既にお前の両親は亡くなっている」

 神父は伝え終わると
 少し間を置き、口を開いた

 「ここにいる皆がお前と同じような境遇の持ち主だ、今までも十歳になるとこの事を伝えているから皆には内緒にしてくれ」
 「ありがとうございます、分かりました」

 僕は今まで育ててくれた神父や他のみんなに恩返しが出来る様にこれからも努力をしようと心の中思った



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