虐められ自殺した少年は女神にスキルを貰い異世界転生する

如月

第24話 親に弄られる


ミカの両親、自分の両親で集まってヒソヒソと話をしている
絶対助けた時のやつで話してるな...
アレックスさんや父さん、母さんが時よりこちらを見てニヤニヤしている
なんか腹立つなぁ...
そういや、アイリどこいるんだ?
アイリの部屋に向かった

コンコン
「アイリ?入るよ?」
ドアを開け、部屋に入った

「レ...オ?ミカちゃんは無事!?レオも怪我してない!?」
さっきまで泣いていたのか目の周りが赤くなっている
「あぁ、俺もミカも無事だし怪我もしていない、安心しろアイリ」
アイリをギュッと抱きしめてそう言った
「うん...うん、二人とも無事でよかった...ほんとに...」
また泣いてしまった
それからアイリが泣き止むまで頭を撫で続けた




「レオから違和感あるなぁ〜と思ったら僕から俺になったんだね!そっちの方がカッコイイよ!それとお帰り、レオ!」
似たようなことミカにも言われたな
やっぱり俺の方が合ってるのかな?と思っているとアイリが頬にキスをしてきた
「えへへ、なんかしたくなっちゃったから」
と機嫌良く言ってきた
めっちゃビックリしたんですけど...
「それより下に行こう?ミカが待ってるよ」
「うん!行こう!」




なんだ...何があったんだ...
下に降りるとミカが自分の両親、俺の両親に今日あったこと、言われたことなど全て話している

「ミカ、アイリ連れて来たんだけど...」
ミカに言うと、「はっ!」と言いながら何事もなかったかのように「アイリちゃん!ただいま!」と言い出した
「ミカちゃん、お帰りなさい!」
と二人でハグしていた
「いい感じのところ悪いんだけどミカ?今日のこと俺の親にも言った?」
と聞くとフイッと顔を背けた
あ、これ言ったわ
「ミカちゃん?どうして父様も母様もレオを見てニヤニヤしてるんです?」
不思議そうに聞いた
「今日レオがな、ミカちゃんを助けた時に「お前を一生離さない」って言ったらしいんだよ〜カッコイイなぁ!」
父さんがニヤニヤしながらアイリに言った
「レオ、そんなこと言ったんです?アイリは?アイリのことも一生離さないって言ってくれますか?」
そんなことを言ってきた
流石に人目あるとこで言うとめっちゃ恥ずかしいんですけど...
そんなうるうるした目で見ないでください...あぁ、もう分かったよ!
「あぁ、アイリも一生離さない」
ヒューヒューとミカの両親と自分の両親で歓声が上がった
アイリが抱きついてきて俺の顔を見てニコッと笑った
相変わらず可愛いなぁ...
もうこんなことが起こらないように気をつけないとな...






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