虐められ自殺した少年は女神にスキルを貰い異世界転生する

如月

第8話 転生者だと明かす


夕食を食べ終え、とうとう僕のステータスのお披露目だ

「レオ!お前のステータスを見せてくれ!」

父さんに言われたのでみんなに見えるように開示した

「.........」

予想どうり父さんと母さんが黙ってしまった
アイリだけが

「レオ兄様凄いですっ!」

と言ってくれた

しばらくすると父さんが

「おぉ!レオ!凄いな、さすが俺の息子だ!」

凄く喜んだ表情で僕の頭を撫でた
母さんも嬉しそうに抱きしめてきた

拒絶されると思っていた僕にとって、予想外だった
受け入れて貰えたことに僕は嬉しくて泣いてしまった

僕は涙を拭い、父さんと母さんに

「父さん、母さん僕は転生者で前世の記憶を知ってるんだ...前世の僕は学校のクラスの子とかに虐められて、親もボロボロになった僕を見ても何も言わず、「お前なんていらない」っていわれて、それに耐えられなくて自殺したんだ...そしたら父さんと母さんの子供に生まれ変わってたんだ」

前世で起きたこと、自分が前世の記憶を持っていることを全て話した

父さんが口を開き

「前世では色々あって辛かっただろう...だがな、今のお前は俺達の息子だ!もうそれは過去のことなんだろ?過ぎたことは気にするな!今は俺達の子供なんだから前世で甘えられなかった分、父さんと母さんに甘えたりしていいんだからな?レオ、お前は俺の愛する息子だ!」

と言われ、僕は泣くのを我慢していたけれど、我慢できなくなり泣いてしまった

泣いている僕を父さんが抱きしめ、母さんも僕に近づき抱きしめてくれた
アイリも抱きついてきた


この時、本当に転生してよかったと心の底から思った






コメント

  • ノベルバユーザー593865

    アッサリ自白かぁ。うーん…

    0
  • ノベルバユーザー195124

    個人的にはもっとドロドロした話の方が盛り上がると思います

    0
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