虐められ自殺した少年は女神にスキルを貰い異世界転生する

如月

第7話 アイリの元気がない


祝福が終わったので神父様にお礼を言い、今帰っている所だ

僕はため息をついた

「はぁ...」

ため息をついた僕を父さんが見て、

「そんなに悪かったのか?」

と、声をかけてきた

違うんです、その逆です
内心思いながら、

「そうじゃなくて、疲れただけだよ」

少しはぐらかして言葉を返した
疲れてるのは事実だからはぐらかしてはいないね!

とやり取りしていると、馬車が止まった

「お、家に着いたな」

父さんがそう言い馬車のドアを開け降りていった

(家に帰ってきちゃった...もう、隠さず全て言おう!)

レオンは覚悟を決めた

「ただいま」

「ただいまー!」

と言うと、母さんと妹が出迎えてくれた

「お帰りなさい、レオン、あなた」

「おかえりなさい!レオ兄様!父様!」

と、アイリが抱きついてきた

(可愛い...)

そう思っていると、母さんが

「レオン、ステータスはどうだった?」

と聞かれ、我に返った

「み、みんなで一緒に見ようと思って父さんにもまだ見せてないんだ!」

と言ったけどステータス見て父さんと母さんどんな反応するのかな...引かれるのかな...前世のように嫌われたりするのかな...

すごく不安だった

「それじゃあ、みんなで夕食食べてから見ましょ!今日は腕によりをかけたわ!」

母さんは嬉しそうに言った

「そうとなれば早く夕食を食べよう!父さんお腹がすいたぞ!」

父さんも嬉しそうにそう言い、部屋に入った

僕も父さんのあとをついて行こうとした時、アイリが僕の服の袖を掴んだ

(どーしたんだろ?)

と思いながら、アイリに

「アイリ!早く夜ご飯食べよ!僕もお腹空いちゃったから早く行こ?」

「...うん...」

アイリは出迎えてくれた時のように元気がなかった

(どうしたんだろう....)

そう思いながら父さん達のあとをアイリと一緒について行った




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