明日はきっと虹が見える

モブタツ

間奏2[あの人に合う準備を]

  車の助手席で揺られながら、車の窓から横に流れる景色を見続ける。私の見慣れた街の風景は今でも変わらず、賑わう人の量すら相変わらずと言うほどに、昔と今との違いは感じられなかった。
「レンタカー借りるお金、別のものに使えたんじゃないの?別にそんなに遠くないのに…」
「大丈夫。お金持ってるから。」
  これが大人の財力よ。と悪い顔で笑いながら親指を立ててきた。
  コンビニに車を止め、一休み。
  彩唯ちゃんが自分と私の分の飲み物を買ってきて、私に差し出す。
「あ、ありがとう」
「花と線香、あと、チャッカマン。他に必要なものってないよね?あったらコンビニで買ってっちゃうけど」
「ないと思う。ていうか、それだけあれば何かが足りなかったとしても大丈夫じゃないかな」
  これからの目的地に使うものの最終確認を済ませ、車を発進させた。
  窓からは、海の景色が見えていた。

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