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死にたいと願ったら叶いました。転生したけど・・・

蛇に足

3話 魔力量と適性







「さて、お互いに自己紹介も終わったようですし、早速ですがオルボ殿、シルフィに魔法を教えてやってくれないか。」


「はい。了解しました。」


「ああ、それと、魔法を使うのであれば庭園の奥にある訓練場を使ってください。そこであればある程度広いので少し威力のある魔法を使っても大丈夫ですので。」


「あ、はい。ありがとうございます。それでは行きましょうか、シルフィ様。」


「はい。分かりました。」


何か、訓練場とか初耳だったけど、私は魔法を早く習いたかったのでさっさとマルシェさんに着いていくことにした。










■■■■










さて、訓練場に着きましたが・・・・・・これは、物凄く広いですね。お父様はある程度広いと言っていたけど、めっちゃ広いと思う。何か、サッカーコート一面分以上はありそう。


「さて、ここが訓練場ですね。それではシルフィ様。魔法を練習する前に、先ずはご自分の魔力量と適性を調べましょう。でないとどの属性の魔法が使えて、どれが使えないのか分かりませんからね。」


「分かりました。しかし、魔力や適性など、どうやって調べるのですか?」


私はどうやって調べるのか気になったのでマルシェさんに聞いてみた。


「それはこれを使います。」


マルシェさんはそういって、腰に着けていたポーチから明らかにそのポーチよりも大きい水晶みたいな台座の付いた大きな玉を取り出した。


「えっ!そんな大きな玉をどうやってそのポーチに入れてたんですか?」


私がそう言うとマルシェさんは丁寧に説明をしてくれた。


曰く、そのポーチには魔法が掛けられており、見た目以上の容量があって、その中に入った物の重量も加算されないとのこと。しかも、耐久力にも優れていて、刃物も通さないと言います。それに、自分がイメージしたものを取り出せると言う。なので、私はこう考えた。容量に制限のある、某青猫ロボットのポケットみたいなやつ。と。


「さて、それでは早速魔力から計りましょう。こちらの水晶に手を触れて下さい。」


そういってマルシェさんは片方の水晶みたいな玉を私の目の前に置いた。


ともあれ、触れてと言われたので私は取り敢えずその水晶玉?に触れた。すると、激しく発光し始めたので、思わず目を瞑ってしまった。


「あっ!これは!!あり得ません!3歳で、魔力量が1000を越えるなんて!」


何やらマルシェさんはとても驚いて居るようだけど、いまいち私には状況が掴めない。魔力量1000がどのくらいなのか私には分からないし。


「あの、マルシェさん。私の魔力量がどうかしたんですか?」


「ああ、すみません、つい興奮してしまい。ええ、そうですね。通常3歳で魔力量1000はあり得ません。我々宮廷魔導師でさえ平均魔力量は1500ですから。魔力は年齢と共に上昇し、大体30歳頃にピークを迎え、それ以降は増えません。つまり、死ぬまでその魔力量で確定すると言うことです。私はまだ30歳にはなってませんので、まだ少し増えますが・・・・」


あ、やっぱりあり得ないんだ。まあ、エルフィーネからの贈り物だからね。こうなることは薄々感付いていましたけど。まさか、3歳にして宮廷魔導師の方の7割の魔力量を持っているとは。


「そうなんですね。因みにマルシェさんの魔力量を伺っても?」


「あ、はい。別に構いません。私の魔力量は2100ですね。これでも宮廷魔導師の中では一番魔力量が高いんですよ。」


へぇー、私の約2倍かぁ。


「とても多いですね。」


「ありがとうございます。それでは次に適性を調べましょう。適性とは使える魔法の属性のことです。」


「その魔法の属性は、火、水、風、土、光、闇、無、ですね。」


「よくご存知ですね。驚きましたよ。まさかその年でもう魔導書をお読みになりましたか?」


「はい。何冊か読みましたから。」


「そうですか、それは素晴らしいことですね。さて、ではそろそろ適性を調べましょう。シルフィ様、こちらの魔水晶に手を触れて下さい。」


そう言われたので再び私は別の水晶に手を触れた。


すると、触れた水晶は虹色に光輝いた。


「ま、まさか!全属性ですか!!」


あっ、やっぱりですか。なんか、そんな気はしてたんですよね。


「要するに、全ての魔法を習得可能ということですね。」


「え、ええ。そうですが・・・・私、初めて見ましたよ、全属性に適性のある人なんて。それこそおとぎ話位でしか知りませんでしたからね。」


おとぎ話位って・・・・・それって、つまり、現実には居ないってことだよね。まあ、世界中を探せば一人くらいは見つかるんだろうけども。それでも少なくとも周知の事実では全属性の人は居ないと。


「そうなんですね。それはラッキーです。私、いろんな魔法を使いたかったんですよ。これは、丁度良いです。頑張れば、今、知られている全ての魔法を使えるようになりますから。」


と、大言壮語を吐いてしまった。しかし、それをマルシェさんは微笑ましそうに見ていた。少し、恥ずかしかったが、私がまだ3歳なのだから、あながち可笑しくはないか、と思った。


「それは、大きな夢をお持ちで。さて、それでは早速です。先ずは一番簡単な生活魔法から使ってみましょう。」









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