言葉の欠片

一榮 めぐみ

あなたの女

あたしの言うことを
鼻で笑うといい


あたしの生き様を
病気だと言えばいい


普通はこうするんだって
邪魔をしないで


うるさいのよ


認められたくもない
褒められたくもない


所詮、あたしはただのオンナで


女なんて年を取ったら無価値みたいなことを
平気で言うのね。


そんなに理由がほしいなら
いくらでも言い訳すればいい


あたしは女で、無価値なんでしょう
奉仕するつもりも尽くすつもりもないわ


自分だけ愛していればいいじゃない


あなたが言うそれは
差別と言うのよ
偽善者ぶって
偉そうに
イイヒトぶって
嘘ばっかり


あたしは嘘を言ったりしない


ただ、あなたのために
お人好しな
可愛い女でいてあげる


好きでしょ、
いつもにこにこして
不平不満も言わずに
尽くしてくれるオンナが。


してあげる


その代わり


あなたは大切な何かを失うわ

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