言葉の欠片

一榮 めぐみ

詩人

雨の中


傘もささずに歩いてさ、濡れてしまったって笑って


手を伸ばしたら猫に笑われた。


水たまりを跳ねたらカエルに先を越された。


走って行こうとしたら空飛ぶカラスに馬鹿にされた。


歌おうとしたらウグイスが鳴いて


もう死にたいって思ったら大木に笑われた。


みんな僕を馬鹿にする。


そりゃぁそうだ。


だって僕は、人間だから。


文字を書いた。


僕は詩人です。


Ich bin ein Dichter.


誰も見向きもしなかった。


けれど


これは僕だけができることだって思ったよ。


笑われることも、馬鹿にされることも


なんだか楽しくて、


僕はまた、今日も文字を綴ってる。


Hallo.Es freut mich,Sie kennen zu lernen.


Hello.Nice to meet you.


こんにちは。お会いできて嬉しいです。





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