言葉の欠片

一榮 めぐみ

毒りんご

優しい言葉は欲しくないし


冷たい雨が心地良い


花は僕らのために、花を咲かせる訳じゃない


身勝手だ


嘘つきだ


僕はね、この人を利用してるんだ。


感情なんて要らないし


心だって、不必要だ。


だから持ってこなかった。


たった2つの、小さな目で見たものが


触れられるお金や体がそんなに大事だから


キミは死ぬのが怖いんだろ


言葉だって


失うからね


あああ、僕はどうかしてる。


季節が巡る


夢は消える




僕はバカだね


争うつもりは無いよ。


答えは人それぞれだ。


僕を知ってる?


僕に共感する?


それとも、僕を食べてみる?


甘いかな、苦いかな、不味いだろうな。


毒りんごみたいに、


美味しそうに見えるよ。


キミもとっても、美味しそうだ。


毒は甘くて


魅力的だ。


静かにそこに、あるだろう?


手にとって、よく見てご覧よ。


ほおばって


かじりついて


なめてみて


僕はね、味見をしてみるよ。


チョコレートみたいに


おまんじゅうみたいに


あああ、僕はバカだから


なんでも食べちゃうんだ。


あああ


もう疲れたよ。





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