言葉の欠片

一榮 めぐみ

深い緑と碧い水

僕は、川を見た。


綺麗な水だから浅いところは透き通っていて


深い山の中の、深い緑色と
翠色の川の、深い碧い水が


すごく目に焼き付いた


あんな水に飛びこんでみたいね。
溺れても、絶対に苦しくない筈だ。


水の中から見える光は綺麗なんだ


きらめき、ゆらめき、


時間が経つのもわすれるほどに


呼吸をするのもわすれるほどに


水の中を漂う空気の泡が
僕と一緒に水の中から天に向かって上がっていく。


水飛沫と、陽の光は相性が良くて
きらきらと、宝石みたいに輝くよね。


そう、水と、太陽は、相性が良いんだ。


そんなことを思いながら、
綺麗な水の流れる川の横をずっと走ってきた。


触れたいな。


今回は出来なかったけど


僕の心まで洗い流して、綺麗にしてくれそうだろ。



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