現実世界にダンジョンが発生した?!ボッチと駄女神が現実世界で暴れまわる!

茶釜たぬき

ボス戦

俺は恐る恐る扉を開けて辺りを見渡す
い、いたぞ。ゴブリン先輩が凄い顔で
こちらを見てる


「ぶ、あははは、酷い顔。ゴブリンの中でも
優秀なんじゃない?」


「GAAAAAAAAAAAAAAA!!!!」


「お前バカッ。完全にゴブリン先輩オコだろうが。人の、いや、ゴブリンのコンプレックスを
笑うんじゃない!可哀想だろ」


「だ、だってあの顔面白いんだもん」


「GAAAAA AAAAA!!」


「「うおおおおおおお」」


あ、危ねえ。よそ見してる場合じゃなかった。


「テミス!お前は下がってろ!」


「分かったわ!」


俺は直ぐに砂鉄を槍の形に変えゴブリンに
向けて放つ。


しかし、ゴブリンはがむしゃらに大剣を振り回して槍を全て叩き落とした。…たが、俺は叩き落とされて形が崩れている砂鉄を針山の様にし
ゴブリンに突き刺す


「GYAAAAAAAAAAA!!」


どうやら形の崩れた砂鉄はもう操れないと思って
いたらしい。しかも、不意打ちだったためダメージは2倍だ。


そして少しフラついた隙を見逃さない。
すぐに砂鉄を剣の形にし…


「グランドクロス!!」


「GYAAAAAA!」


ゴブリンの右腕を斬り落とした。
よし、このままいけば倒せる!


するとゴブリンは急に膝を曲げた。
何をするつもりだ?


俺はこの時、嫌な予感がしていた。


瞬間、ゴブリンが弾丸の様に俺に突っ込んで来た。


俺は避けられないと判断し咄嗟に砂鉄で壁を作るが
まるで紙の様に破られ、俺は思いっきり
吹き飛ばされた。


「ガハッ、ゴホッ、ゴホッ」


痛え。全身に痛みが襲う。左手に関してはもう
動かない。だが俺はなんとか立ち上がる


「シンヤ、大丈夫?!サークレッド・ハイ ヒール!!」


すると、全身の痛みが嘘の様に無くなり
左手も普通に動くようになった。
凄いな。さすが腐っても神なだけはあるな。


「助かった!」


「GA?!」


ゴブリン先輩も明らかに動揺してやがる。
だがすぐにまた、膝を曲げてこっちに飛んで来た


「同じ技を2度も使うなんて舐めすぎだぞ」


俺はゴブリンの正面に巨大な針を作る


「?!!」


だがもう遅い既に空中を飛んでるゴブリンは
止まることができない。
そのまま頭から針に貫かれ串刺しに
なって死んだ。


[ー経験値を取得しましたー]


[ーレベルアップしましたー]


ふう、なんとか倒せたな。
最初に突進を喰らった時は死ぬかと思ったぞ。


「うえええ、随分グロい殺し方したわね」


「たしかにこれは…グロいな。あ、でも
あそこに宝箱があるぞ」


「あ、ほんとね。開けてみましょ」


そういうや否やテミスはすぐに宝箱を開けた。







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