Mechanical War
02
「はぁ〜 あと1時間も授業があるのか〜」
明美は残念そうに言うと
「いや、今日は5時間授業の日だってば!」
と美咲にツッコミを入れられた。
明美はまだ今日が6時間授業の日だと思っているらしく
「またつまらない嘘で騙そうとしているのか〜」
と言って携帯電話を取り出しカレンダーを起動し、今日の日付を確認した。
「...えっ、嘘!今日5本当に時間授業の日じゃん!」
徹夜でもしたのだろうか、明美の曜日感覚が狂っている。
(ゲームとかに夢中になってたのかなぁ〜 あ、そもそも徹夜はしないって言ってたし... じゃあなんでこんなに眠そうなのかなぁ〜)
不思議に思った喩月は、明美に
「なんで今日はこんなに眠そうなの〜」
とストレートに尋ねてみた。
「実はさ、宿題のレポートを書くときにお父さんのパソコンを開いたのよ」
「!!」
明美が答えている途中で喩月と美咲が何かに反応した。
何か引っかかる言葉でもあったのだろうか。
「え、待って!レポートの宿題ってあったっけ?」
「どうしよ〜 何もやってない〜」
二人とも宿題という言葉に引っかかったらしい。まだ手をつけてないのだから当然といえば当然かもしれないが...
(おいおい...)
明美は一瞬呆れた様子を見せた。
「...そろそろ話を戻してもいいか?」
「は、はいっ!オッケーです!」
「...でさ、そしたら面白そうなデータが出てきて〜、それを見ていたら夜が明けていた」
徹夜をしていたらしい、自分からしないって言ったくせに。
しかし、人が寝るのを忘れるほど面白いデータとは何なのか、気になってしまうのが人間というものだ。
「因みに何のデータ?」
今度は美咲が尋ねる。
と、明美の表情が変わった。
言葉に表しにくい表情だったが、それがヤバいデータだったということはなんとなく想像できた。
「何かの資料だったけど、極秘と書いてあったから詳しいことは...」
「そっか〜」
予想どうりの答えが帰ってきた。
極秘資料の詳細が分からず残念な気持ちを隠せずにいたが、少しだけ分かったことがある。
それは「面白い」ではなく、あくまでも初見では「面白そうな」データであり、一般人が触れてはならないものであることだ。
二人とも何故か分からないが、嫌な予感がしていた。
あれから数十分、帰りのHRが終わりクラスの皆が下校を始めていた。
喩月と美咲はまだ帰ってはいないようだが、いつもよりも少しテンションが低いような感じがした。
(もしかしてアイツらを結構ガッカリさせちゃったのかな... あっ、そういえば今日は5時間で暇だし、たまにはゲーセンに言ってアイツらと楽しむのもありかな... )
そう思った明美は
「今日暇だしゲーセン行こうと思うんだけど…一緒に行かない?」
と喩月と美咲を誘ってみた。
「じゃあ...行こうかな」
と美咲が誘いに乗ると、
「私も行こうかな〜」
と喩月もテンションMAXで誘いに乗った。
気がついたら美咲も明美もテンションMAXになっていて、さっきまでの雰囲気が嘘みたいに思えてきた。
(これで決まりだっ!)
「よっしゃ!遊ぶぞー!!」
3人ともあの資料のことなんかすっかり忘れて遊びに言った。
明美は残念そうに言うと
「いや、今日は5時間授業の日だってば!」
と美咲にツッコミを入れられた。
明美はまだ今日が6時間授業の日だと思っているらしく
「またつまらない嘘で騙そうとしているのか〜」
と言って携帯電話を取り出しカレンダーを起動し、今日の日付を確認した。
「...えっ、嘘!今日5本当に時間授業の日じゃん!」
徹夜でもしたのだろうか、明美の曜日感覚が狂っている。
(ゲームとかに夢中になってたのかなぁ〜 あ、そもそも徹夜はしないって言ってたし... じゃあなんでこんなに眠そうなのかなぁ〜)
不思議に思った喩月は、明美に
「なんで今日はこんなに眠そうなの〜」
とストレートに尋ねてみた。
「実はさ、宿題のレポートを書くときにお父さんのパソコンを開いたのよ」
「!!」
明美が答えている途中で喩月と美咲が何かに反応した。
何か引っかかる言葉でもあったのだろうか。
「え、待って!レポートの宿題ってあったっけ?」
「どうしよ〜 何もやってない〜」
二人とも宿題という言葉に引っかかったらしい。まだ手をつけてないのだから当然といえば当然かもしれないが...
(おいおい...)
明美は一瞬呆れた様子を見せた。
「...そろそろ話を戻してもいいか?」
「は、はいっ!オッケーです!」
「...でさ、そしたら面白そうなデータが出てきて〜、それを見ていたら夜が明けていた」
徹夜をしていたらしい、自分からしないって言ったくせに。
しかし、人が寝るのを忘れるほど面白いデータとは何なのか、気になってしまうのが人間というものだ。
「因みに何のデータ?」
今度は美咲が尋ねる。
と、明美の表情が変わった。
言葉に表しにくい表情だったが、それがヤバいデータだったということはなんとなく想像できた。
「何かの資料だったけど、極秘と書いてあったから詳しいことは...」
「そっか〜」
予想どうりの答えが帰ってきた。
極秘資料の詳細が分からず残念な気持ちを隠せずにいたが、少しだけ分かったことがある。
それは「面白い」ではなく、あくまでも初見では「面白そうな」データであり、一般人が触れてはならないものであることだ。
二人とも何故か分からないが、嫌な予感がしていた。
あれから数十分、帰りのHRが終わりクラスの皆が下校を始めていた。
喩月と美咲はまだ帰ってはいないようだが、いつもよりも少しテンションが低いような感じがした。
(もしかしてアイツらを結構ガッカリさせちゃったのかな... あっ、そういえば今日は5時間で暇だし、たまにはゲーセンに言ってアイツらと楽しむのもありかな... )
そう思った明美は
「今日暇だしゲーセン行こうと思うんだけど…一緒に行かない?」
と喩月と美咲を誘ってみた。
「じゃあ...行こうかな」
と美咲が誘いに乗ると、
「私も行こうかな〜」
と喩月もテンションMAXで誘いに乗った。
気がついたら美咲も明美もテンションMAXになっていて、さっきまでの雰囲気が嘘みたいに思えてきた。
(これで決まりだっ!)
「よっしゃ!遊ぶぞー!!」
3人ともあの資料のことなんかすっかり忘れて遊びに言った。
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