悪役令嬢は退場しました
鑑定されます
「地図によるとこの辺りなんだけど・・・・・・。」
私は案内所のお姉さんから渡された地図を頼りに鑑定してくれる部屋を探していた。
キョロキョロと見渡す私はひょっとしたら田舎から来た人に見えるかもしれないが仕方がない。
ギルドなんて初めて来たんだから・・・・・・。
「あっ! ここだわっ!」
漸く目的の鑑定室を発見した。
部屋に入ると行列がいくつか並んでいる。
行列が出来る、という事は腕があるか仕事が遅いかのどっちかだと思うけど、この場合は前者だろう。
その中に一人だけ行列が出来ていない鑑定士がいた。
丁度良いから、この人に視てもらう事にした。
「すいません、鑑定をして頂きたいんですが。」
私が声をかけると鑑定士、女性の方はビクッとなった。
「あっ! か、鑑定ですねっ! 良かったぁ、お客様が来てくれて、これでワースト記録を止める事が出来るっ!」
・・・・・・大丈夫なのかしら?
「申し遅れました。私、鑑定士の『ウルン』と申します。早速ですが、こちらの紙に名前を書いて下さい。名乗るのがまずかったら偽名でも構いません。」
流石に家名を名乗る訳にはいかないので普通に名前だけ書いた。
「はい、レネシア様ですね。では鑑定させて頂きます。」
そう言ってウルンは私の名前を書いた紙に手を置き目を瞑った。
ウルンの掌から青白い光が出ている。
これが魔力という物なのね、初めて見たわ。
時間にして数分で鑑定は終わった。
「レネシア様のスキルですが、主にコミュニケーション関係が多いですね。『交渉』とか商人向けのスキルが多いです。」
「戦闘に関してはどうかしら?」
「戦闘は余り向いてはいないかもしれません。唯一『弓』がありますが。冒険者になれない事は無いですが主に後方で支援される方が良いかもしれません。」
そうなると冒険者は却下ね。
という事は何かお店をやれば良いのかも知れないわね。
別に有名にならなくても良いし、生活に困らないぐらいのお金を稼げれば良いわね。
「ありがとう、参考になったわ。鑑定料は銀貨1枚だったわね。」
私はお金を渡した。
「ありがとうございます。困った時があったらまた入らして下さい!」
私は鑑定室を後にして大ギルドを出た。
私は案内所のお姉さんから渡された地図を頼りに鑑定してくれる部屋を探していた。
キョロキョロと見渡す私はひょっとしたら田舎から来た人に見えるかもしれないが仕方がない。
ギルドなんて初めて来たんだから・・・・・・。
「あっ! ここだわっ!」
漸く目的の鑑定室を発見した。
部屋に入ると行列がいくつか並んでいる。
行列が出来る、という事は腕があるか仕事が遅いかのどっちかだと思うけど、この場合は前者だろう。
その中に一人だけ行列が出来ていない鑑定士がいた。
丁度良いから、この人に視てもらう事にした。
「すいません、鑑定をして頂きたいんですが。」
私が声をかけると鑑定士、女性の方はビクッとなった。
「あっ! か、鑑定ですねっ! 良かったぁ、お客様が来てくれて、これでワースト記録を止める事が出来るっ!」
・・・・・・大丈夫なのかしら?
「申し遅れました。私、鑑定士の『ウルン』と申します。早速ですが、こちらの紙に名前を書いて下さい。名乗るのがまずかったら偽名でも構いません。」
流石に家名を名乗る訳にはいかないので普通に名前だけ書いた。
「はい、レネシア様ですね。では鑑定させて頂きます。」
そう言ってウルンは私の名前を書いた紙に手を置き目を瞑った。
ウルンの掌から青白い光が出ている。
これが魔力という物なのね、初めて見たわ。
時間にして数分で鑑定は終わった。
「レネシア様のスキルですが、主にコミュニケーション関係が多いですね。『交渉』とか商人向けのスキルが多いです。」
「戦闘に関してはどうかしら?」
「戦闘は余り向いてはいないかもしれません。唯一『弓』がありますが。冒険者になれない事は無いですが主に後方で支援される方が良いかもしれません。」
そうなると冒険者は却下ね。
という事は何かお店をやれば良いのかも知れないわね。
別に有名にならなくても良いし、生活に困らないぐらいのお金を稼げれば良いわね。
「ありがとう、参考になったわ。鑑定料は銀貨1枚だったわね。」
私はお金を渡した。
「ありがとうございます。困った時があったらまた入らして下さい!」
私は鑑定室を後にして大ギルドを出た。
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