冬の稲妻

ブラックベリィ

029★いけないこと……おしえちゃえ

 与えられる快感ゆえに、雅美は秀人の希望通り足を開いた。

 ふふふふ………いけないことを教える、近所のお兄さんってかぁ………。

 「うん、そんなもんだ」

 秀人の言葉に、雅美は興味しんしんに先を促す。

 「で、で?」

 期待感溢れる表情での、促しの言葉を口にする雅美に、秀人は手取り足取りの文字通りに、雅美の躯を開いていく。

 雅美は秀人に構ってもらうのが嬉しいと、躯で表現し、楽しそうに笑っているだけだった。

 「こうやってな」

 グイッと雅美の足首を掴み、秀人は膝立ちの格好にさせる。

 「それで、それで?」

 自分の今の姿を一切気にする事なく、秀人のやることをワクワクとしながら待つ。

 「雅美
  ちょっと口開けろ」

 秀人は、雅美の口に自分の指を持っていく。

 「うん、あ」

 開いた口の中に指をいれながら、秀人はにやっと笑って命令する。

 「ちょっと、舐めろ」

 秀人の何を考えているか理解《わか》らない不可思議な?笑みに、雅美は魅了されて口に入れられた秀人の指に、嬉しそうに………する。

 「うん。あむあむ」

 雅美はちろちろと紅い舌を覗かせて、秀人の命令通りに指を舐めた。



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