冬の稲妻
020★悪戯心が刺激されます
でも、雅美に、誘われるってもイイよなぁー……。
ちょっと…要求してみるか……。
そして、いそいそと要求を口にする秀人だった。
「じぁ~雅美
俺にやってみぃ」
秀人は、今度は雅美から口付けをもらう事にした。
「うん………あっ…秀人君
ちゃんと口を開けて………
…えっとぉ……こう?
こういう風にするの?」
首を傾げる雅美に、秀人は笑って頷く。
それに気分を行くした雅美は、秀人に何度もディープキスを繰り返す。
秀人はそんな雅美が可愛くて、一回毎に自分もディープキスを返していた。
雅美と秀人は、ベットの中でディープキスを繰り返して、楽しんでいた。
はっきり言って危ない状況である。
が、それに飽き足らず、秀人が、クスクス笑いながら優しくからかう。
「銭湯であれだけ怖い目
みたくせになぁ~……
雅美、俺が怖くないのか?」
雅美は、その言葉にぷっくりと頬を膨らませて言い返す。
「秀人君は、別なの
だから、もっとねっ」
強気な発言をしたすぐ後に、雅美は不安そうな顔で尋ねる。
「…………それとも
秀人君、僕は………?」
雅美の表情に秀人は、笑って軽く言う。
「俺、平気なんだよな、実は」
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