私が殺してきた人達へ

ゆあゆう

父との記憶はあまりない




父の実家に住み始めてからは

父は長距離トラックの仕事をしていて
あまり家に居なかった


寂しいなと思う事もあったけど

家にいたからといってなにかする訳でもなかった

たまにゲームはしてくれたかな




中一の時
社会の都道府県のテストで追試になって
覚えるのを手伝ってくれた

冗談で父が床に転がってた私のズボンで首を絞めてきた



私が「いいよ絞めて」と言ったら
本当に絞められて気を失いかけたっけ
椅子から落ちそうになった私を
慌てて父が支えてくれた













父も私を殺したかったんだね

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