リッパーとコート

ノベルバユーザー323893

リッパーとコート

      ***プロローグ***      
1789年、英国。
一人の少年が、表向きにはご禁制である学問を学んでいた。
少女の学舎は図書館。しかし公に学ぶことのできない学問。故に図書室の地下に密かに学舎兼術者たちの実験場がおかれていた。
「先生、これを」
学舎の一角で教台に立つ教師に1000枚ほどの紙の束を提出していた。紙束には何やらずらりずらりと文字が書かれている。
「これは?」
教師は眉をひそめ、少女に訪ねる。教師の年のころは、白髪とその髪と同じく白く染まった髭、そして顔に刻まれたシワによって外見から容易に推し量ることができた。
「○○○についての実験結果をまとめたものです」
「!!」
少女の発言は固い表情をしていた老師の永らく使われていなかったであろう表情筋を動かした。少女の渡した書類に書かれている内容は、100年後もの間、彼女の運命を動かし続ける歯車と成った。

「リッパーとコート」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「SF」の人気作品

コメント

コメントを書く