ガチで異世界!?転生して今度こそ楽しむぜ✧︎え?神様、邪神だったの!?

陽々[はるひ]

第39話

「その件についてはここでは話しにくいので…」

「…わかった」





「父さんも聞いてて欲しいんだ…」

「”転生者”の件だな…」

!!!!!!!



転生者?!?!?!
イアンくんが?!





「イアンくん転生者なの…?」

「はい…。あ、僕のことは呼び捨てで全然いいですので。」

「イアン。でもお前はほんとに俺の子なんだよな?」

「うん。前世の記憶があるけど生まれたのはちゃんと母さんからだからね。」

「あのさ、僕もちょっといいかな?」

「はい。というかあんまり驚いてないですね?!」

「あぁ、えっと、僕も転生者なんだよねー…アハハ…」

「「え゛?!?!?!」」

「日本って知ってるかな?」

俺とまた違う世界から来てるって可能性もあるからな


「え!!!僕も日本っス!!」

!!

「まじでか?!」

「あ、えっとー、父さんはちょっと頭冷やしてくるから2人で話しててな、苦笑」

「うん!」

「前の名前とかって覚えてるか?」

「もちろんです!嘉島 透っス!」

「俺は榊 真宙!」

「まじで日本人だぁ!じゃ、じゃあ、いまワン○ースどこまで行ってるんすか!」

「えっとねぇ、ル○ィが…」





「「わぁ、まじで同郷だぁ…(感動)」」

「これはくれぐれも2人の秘密で…」

「もちろんっス!てか、兄貴めっちゃ強いんスねぇ…(°▽°)」

「あ、兄貴?!?!」

「僕前世結構やんちゃやってて、そんときのカンジ思い出しちゃいましてね、笑
是非とも兄貴と呼ばせてください!」

「そ、そうなんだ…はは」

うわぉ、前世の頃の俺が1番苦手としていたタイプだった…!

でも今の俺はあの頃とは違うしだ、大丈夫だろ!

「あの、僕強くなりたいです!今回は兄貴がたまたま助けてくれたおかげで村も僕も無事だったけど、今度またあんな強いやつが襲ってきたらきっとあっけなく殺される…。」

「俺でよければ教えれるけど…」

「ほんとっスか?!?!」

「う、うん。もしよかったら俺の家に使用人としてでもいいから来てくれないか?そしたら仕事も出来てお金を稼げるし、俺の師匠からも教えて貰えるかもしれないし、魔族がまた転生者の俺たちを狙ってきた時守れるだろ?」

「んー、そうっすねぇ。確かに僕が強くなるには兄貴について行った方が良さそうだし、俺がいなかったらこの村も狙われることもないし…。」

「おーい、2人ともゆっくり話せたか?」

「あ、父さん。」

「? どうした?真剣な顔して」

「僕、ジンさんについて行ってもいい?」

「( ⊙_⊙)パチクリ。きゅ、急にどうしたんだ?」

「僕がここにいたらまた魔族に襲われるかもしれないし、なにより、強くなりたい。」

「…そうか。父さんもジンさんが信頼出来るってのは分かった。が、たった1人の息子を8歳で旅に出すのはとても心配だ。」

「父さん!!」

「でもお前も男だ。行ってこい。父さんたちより早く死ぬのだけは許さないがな。」

「父さん…!(°▽°)」

「僕も息子さんが1人前に戦えるまではちゃんと守ります。」

「あぁ、頼んだよ!」





「じゃあそろそろ、ってもうこんな暗くなってる!!」

「じゃあ今日泊まっていきます?」

「いや、帰らないとマズイ…」

この前いなくなって心配させちゃったし…

「走れば30分くらいで着くかな…(小声)」

「え?なんか言いました?」

「よし、イアン。今から走って俺の家に帰るから、着いてきてな。」

「は、走って…?!」

「うん☆」

「どのくらい遠いんですか…?」

「うーん、  10キロとかかな?」

「いきなり10キロ…」

「よし!急いで帰るぞぉー!」ドドドドド

「ま、待ってくださぁぁぁぁい!!」








「ふぅ、着いた着いた。大丈夫?」

「ゼェッゼェッハァッハァッ大丈夫じゃ、ないです…」……(o_ _)o パタッ



「遅かったわね〜?(´ω`╬ )」

「か、母さん…ただいま…」

「!?その子大丈夫なの?!倒れてるじゃない〜!」

「あ、この子は」

「客間を使っていいからすぐにベッドに寝かせてあげて!」

母さん…!!事情も聞かずに入れてくれるなんて…( ゚д゚)…すき…


でも絶対事情を根掘り葉掘り聞かれるんだろうな…魔族の件とかどうやって説明すればいいんだぁぁぁぁ!!!











お読みいただきありがとうございます。





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