乙女ゲー転生は心臓に悪いのです!

亜希野くるり

××第十一話×× ××女王リュアと婚約者××

とある王宮──

「嘘よ!こんなもの!」
「しかし…リュートン第二王子からの…」
「うるさいうるさいうるさぁああい!と、に、か、く!私はこんな婚約は嫌よ!」

私は、リュア·フローレンス。
この国の、第三王女です…
婚約なんかまだ19歳だからしたくなかったし
相手も選びたかった…
しかーし!
隣国の第二王子、リュートン·セブリングから
婚約願が城に届きました…

「…そうねぇ…国中の男たちを呼んで宴よ!その中から婚約相手を見つけるわ!男たち、全員よ!」
「しかし…リュートン様からの婚約届はどうされ…」
「…んまぁ、ほっとくわ。リュートンから来たとこで、ガツンと言ってやんのよ!」
「はっ…」


「ごめん。俺、3月24日は…しr…ちょっと出かけなきゃ。霜と一緒に…」
「え…?わ、分かった…でも…何で霜ちゃんも?」
「…とりあえず…連れて行かなきゃ行けないんだ。ごめん。」
「ううん。大丈夫。言ってらっしゃい」
集まって347人か…あと2人ね…

「やはり…無謀だったのでは…」
「うるさいわね!この中で選ぶのよ!」
「はっ…」

ん〜…来た!
待って…え…
か、か…可愛い…!!

「霜、段差、気を付けな」
「うん!雪氷にぃ…ありがと!」
決めた!

「ねぇ!貴方!今…時間は…あ、あるかしら…?」
「あぁ、はい」
「そ、その…わ…わたくし」と…結婚してくれないかしら…?」

ひゃぁぁぁあ!!
言っちゃったわ!言っちゃったわ!
きっとちょっと時間をかけて顔を真っ赤にして…
“喜んで”
が聞けるのよ…!そうだわ!

「…ごめん…なさい。今、俺には貴方よりも価値があって、純粋に愛してくれて…でも愛が強すぎて時々倒れる、ドジが側にいるんです。そんなドジ…俺が幸せにしてあげなくちゃ…いけないんです。」


…は?
いやいや…
…え?

「…そ…んな…心に決めた相手が居るって言うの…?」
「はい。」

…あぁ…
どうして…私はそんな奴より…
貴方を幸せにしてあげられるのに…

「…私は…幸せに…できるのに…」
「…帰らなくてはいけない用事思い出したんで帰りますね」

私の承諾無しに…帰っていく後ろ姿を見る…
私は…何がいけなかったのかしら…
「あ!おかえり…ふぁっ!?」
「雪氷にぃ…莉乃お姉ちゃんにぎゅーってして…どーしたの?」
「ごめん…まだ…このままでいさせて…」


あと──
18日──

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