乙女ゲー転生は心臓に悪いのです!

亜希野くるり

××第八話×× ××堕天使××

「よぉ」
この声は…

「誰だよっ…お前…」

真っ黒な羽根は何処か白っぽさもあった
グレーと白のグラデーションの髪が風で揺れる

「雪氷にぃ…どうして…」

かなり驚いているのは何故か?
それは、ゲームの演出には無かったからだ
運営が追加コンテンツで入れたとしても
こんな高度な追加コンテンツは無理に等しい
ガチャで追加された…というのならば
不可能ではないだろうけど

「隠してて…ごめん。俺、元天使なんだ。いわゆる…堕天使?」

苦笑いする雪氷にぃはまるで
孤独で心が染め上げられた
ようだった

大きな鎌は、雪氷にぃの髪のように
グレーと白のグラデーションだった

「…ごめん。逃げないとだ。ちょっとこっちに来て?」
「う、うん…?」

グレーの翼は大きく1振りすると
青空へ舞った

「空を飛んでるって不思議な感じ…」
「そうかなぁ?」
ん?
待て待て待て待て待て
この可愛らしいショタボって…
「し、霜ちゃん…?」
「ん〜?霜だよぉ?」
「一緒に行くってしつこいから連れてきたんだ。霜も一応飛べる」

なんだよこの世界は
誰でも飛べんのかよ…
えっ…
うらやま…

「そーいや…雪氷にぃ大学は?」
「ん?なんか嫌な感じして休んできた」

す、すごっ…
雪氷にぃは多分かなりのエリートだろう
毎日魔法を駆使して…
え?魔法?
ゲームにそんなやつあったっけ…?

─今更だけれど
─ここは…
─乙女ゲーじゃ…なくなってる…!?

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