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勇者なしで魔王討伐 ~チートと愉快な仲間と共に~

夏季

24話 ハンサムなオッサン

今俺達は俺とカエラの家に向かっている。
俺とカエラの家は豪邸とかそこら辺の大きな家ほど大きいわけではないが、1人でクラスには十分な大きさだ。だいたい石で作られていて、三階建ての家だ。1階は普通にリビングとかお風呂とかがあり、2階には皆でパーティが出来るぐらいの大きな広間がある。そして3階はただの物置場だ。


「聞いてる感じだとだいぶ高そうな家ですね。いくらしたんですか?」
「500万円だ」
「え!?三階建てで500万円!?だいぶ安いですね!」


そうだ。本当は三階建てだったら3~4000万円ぐらいするのだ。こんだけ安いのには理由がある。


「Sクラスだって言ったら大工のおっちゃんが感謝の気持ちだっ!とか言って安くしてくれたんだ。」
「へぇー、いいなー。Sクラスって言ったらどこでも安くしてくれそーだねー」


言い方が悪いが、確かにそうなのだ。いつも行ってる居酒屋でも俺達はSクラスだと言ったら半額ぐらいにまけてくれた。家具屋さんでもだ。改めてガーベッジを倒してよかったなと思う。
そんなこんなしているうちに俺達の家が見えてきた。


「ここが私たちの家よ!」


カエラがじゃじゃーんという感じで両手を広げながら自慢げに言う。レイやサファイア以外は皆ちょっとビックリしているようだ。なんか少しいい気分だ。


「思ってたよりも大きいニャ……」
「そ、そうですね……、てかジン君とカエラちゃんの家隣どおしというかもうほぼくっついちゃってるじゃないですか!こんなの間違いが起きちゃうかも……」
「む?間違いとはなんだ?」
「センは知らなくていいのですよ」


センはこういうのに疎いからな。それよりカエラはたしかに外見は素晴らしいが、それ以外がダメだからなんの間違いも起きるはずもない。


「まったく、こんなバカと間違いが起きるはずないだろ」
「な!バカって何よ!あたし知ってるんだからね、ジンあたしがお風呂入ってる時ちょくちょくあたしの家に入ってきて覗こうとしてるでしょ」
「な、そ、そんなこと……」


く、くそ、バレてたのか……。コソコソやってるつもりだったのに……、女子勢は皆ひどい目で俺の事見てくるし、レイはまた面白そうな顔をしながら見てくるし、最悪だ……。


「ん、なんだあれは」


そんな中、急にセンが空を見ながら言った。俺達もセンが見てる方向に顔を向けるとだいぶ上空の方になにかがいた。


「鳥ではなさそうですね。」


そう、鳥ではない。あとドラゴンとかでもない。
俺達は気になってもう1回よく空を見てみる。しかし、そこには何もいなくなっていた。その瞬間。


ドンンンッ!!!!!


目の前で俺達の家が粉々に壊れた。
そして、その瓦礫の上に人がたっていた。見た目はただのハンサムなオッサンだが、なにかオーラが違う。
そいつは俺たちを見るとニヤッと笑いながら言った。


「ガーベッジを倒したのはお前らか?」

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