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勇者なしで魔王討伐 ~チートと愉快な仲間と共に~

夏季

11話 タナカサキ

俺はサキと一緒に広場までやってきた。ここは芝生が広がっているので一緒に寝っ転がった。なんか恋人みたいだな。


「で、話ってなんですか?」


「あぁ、ちょっと転生のことについて聞きたかったんだ」


サキはなるほどって顔をして転生した時の話を色々教えてくれた。


「私が学校から帰ってる時に、トラックにひかれちゃいまして……」


話の内容はこうだ。タナカサキは前はこことは全く別の地球っていう星に住んでいて、そこでトラックとかいうものに殺されてしまった。それで、気づいたらよくわからない空間にいて神様と名乗る人が前にいた。その神に「勇者にならないか?」と聞かれたが怖かったので断った。そのあとも何回も頼まれたが断り続けているうちに神様も諦めたらしく、一応生きてける能力をサキに与えた。だから、魔法とかはだいたい使える。サファイアの使える幻術とかは無理だそうだが。その時にこの世界のことも色々教えてもらい、転生してきたってことらしい。


「勇者になるって言っておけば良かったな……
そしたら、もっと簡単に魔王倒せたのに……」


「大丈夫だよ、皆で倒せばいいだけだ。」


その言葉をきいて安心したのか、サキは笑顔に戻った。そりゃ女の子だからな。命をかけて勇者になりたいとは思わないだろう。
そういえばサキはだいたい魔法使えるってゆってたな。てことはもしかして……


「サキ、無属性魔法使えるのか?」


「うん、みんなにはいってないけどね」


まじか……
そうなると俺のSクラスでの役割が無くなっちゃうぞ。


「でも、無属性魔法って消費魔力がめちゃくちゃでかいから私使えるの一瞬なんだよね。だからみんなに中々言えないんだ。期待されちゃうかもしれなかったから。」


なるほどな。期待されていざ実戦で失敗したらヤバいもんな。あと、そんなに無属性魔法は消費魔力が高いんだな。俺の魔力量高くてよかった。てか俺普段から身体強化使いまくってるけど全然疲れを感じないぞ。自分が少しこわくなってきた。まぁとにかく自分の立場をキープ出来たのはよかった。


「あ!そうだ!ジン君まだ身体強化しか使ったことないんだよね?それなら無属性魔法専門の本が一冊あるらしいから校長に頼めば探してくれるんじゃないかな?」


「おー!それは助かる!」


さすがサキだ。いや、神様が凄いのか、まぁどっちでもいい。とにかく助かる。ちなみにサキは身体強化とその上位互換である限界突破を使えるが魔力量が少なく、限界突破は1分しかもたないらしいので教えるのは難しいらしい。


「他にも聞きたいことある?」


「いや、もう大丈夫だ。
付き合ってくれてありがとう。」


「どういたしまして。
それじゃあ帰るね、バイバイ!」


サキは手を振って帰っていった。
色々と聞けてよかったな。転生の事とか無属性魔法のこととか。サキの限界突破は切り札として使えるかもしれない。無属性魔法の方も新しい魔法を覚えれば戦いも工夫できるはずだ。
校長にも魔王討伐頑張るって言っちゃったからもっと気合を入れていこう。

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