ポテトで異世界無双〜全てがポテトで構成された世界〜

ツキウサギ

~9話~

スキルを使用した祭は、少し歩いた後倒れ込んで気絶してしまった。

「うーん、ここは…」
祭が目を覚ますとそこは知らない天井が視界に入った。
「大丈夫ですか?」
その声は扉の方から聞こえてきた。
その声の方へ顔を向けると、そこには美少女がいた。
「え。貴女は誰ですか?」

前世の祭は女の子との会話を全くしておらず、その美少女に戸惑っていると、美少女が横に座った。
「ここは、私の親が経営してる宿です。近所の方がアナタをここまで運んでくださったんですよ」
そうか、なら今度会った時、礼を言っておこう。

祭は、その美少女と話ふけて楽しい時間を過ごして行ったが、名前を聞くのを忘れて寝てしまった。

その裏では、悪の影が動いているのを、まだ祭が知るよしもなかった。

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