職業暗殺者の異世界ライフ

sho

影魔法

「喰らえ、炎月」

大剣を振るった瞬間、半月型の炎が悠人に向かって飛んでいく。

「くそ」

ダメだ、避けるだけで精一杯だ。
短剣も折れた。サーチウィンドでの先読みもできない。

「よく避けるな」

あの、炎剣ってのは魔法じゃなくてスキルなのかな、魔力を感じない。
魔力消費無しこの威力の中距離攻撃か。
めんどくないなーもう。

「なぁ、さっきから気になってたんだけど」

「何だ?」

「試験官はローガさんとして、審査員はどうなってるの」

「あぁ、説明してなかったな」

おい

「それならほら、あそこに」

ローガさんが指を指した方を見ると、

あっ

「リーアさんとなんで、フィルさんもいるんですか?」

「リーアは審判として呼んだんだが、フィルは知らん」

「彼思ったよりは頑張っているようですが、Cランクが関の山そうですね」

「それはまだ、わからないけど武器を失ったのが痛いわね」

時を少し戻して、

「はぁ〜、ユートの試験が終わるまで暇なのよね、宿でも先に取っておこうかしら」

「フィルさんじゃないですか」

ギルドの受付嬢のリーアが凄く大きな声で近づいてくる。

「り、リーア仕事は終わったの?」

「いえ、フィルさんの連れのユートでしたっけ彼とローガさんの戦いの審判をすることになっています」

「ヘェ〜」

フィルが少し悪い笑顔をすると

「ねぇ、それって私も一緒に付いて行っちゃダメかしら」

「フィルさんと彼が既にパーティとして組まれているのでしたら問題ありませんよ」

そして、現在に至る

「さてと流石そろそろ終わりにするか」

「まだ始まって10分過ぎたか過ぎてないかくらいだと思うんですけど」

「大抵は、最初の縮地で倒せるんだよ、そう思えばお前は頑張った方だよ」

赤き獣よ・燃える牙で・眼前の敵を撃て

もしかしなくても、凄い魔法がくるな、影魔法を使うか、魔力を凄い使うってフィルさんが言ってたけど、風魔法じゃどうやって防げないし。

「影魔ほ・・・・・」

「炎虎オォォ」

巨大な炎の虎が悠人を襲う。

くそ、間に合え

ドカーン

虎が悠人に当たり爆煙が立ち上る。

「直撃した」

フィルが呟く。

「何考えてるんですか、彼を殺す気ですか、早くヒーラを呼ばないと」

焦るリーアを裏腹にローガは爆煙の方をじっと見る。




爆煙が両断され、中から黒い刀を持った悠人が出てくる。

「影魔法《影遊び『刀』》

「マジかよ、勝利宣言までしたのにのに」

「小僧どうやって、今のを防いだ」

「当たる直前、試験場の壁の影に魔力を通して自分の周りに球体に展開したんだ」

思ったより、疲労はないけどやっぱり、風魔法より魔力を消費する。


「時間はかけれない」

ラビット・ストームで強化されたスピードでローガにきりかかる。

影で出来た黒い刀と炎を纏った大剣が刃を交える。










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