転生させていただきます! 〜チート能力と異世界生活〜

Mr.たい焼き娘

#63 始まり。 続




5人が祭壇の上に上がると、神官服に着替えたフライストス教皇陛下が分厚い神書を開きある一文を読み始める。


神々の話であったり、全ての生についてのことであったりと、聞いていて言い方は悪いが眠たくなるお話だった。

本を閉じると、親族席に座っている神様たちはみんなして顔を赤くしてモジモジしている。

そんなに読んでもらえて嬉しいのだろうか?


するとティアが小声で…

『あれみんな恥ずかしがってるんだよ?』

「…えぇ……」

話によると、ノリでつくった神書をうっかり下界へと送ってしまったそうで、今でも人間界に根付いているのだそうだ。

そりゃ恥ずかしいわな、




そして、出番がとうとう俺たちへと回ってきた。

『ではまずは新郎…ハヤテ・フォード・サングラリアード殿。ここにいる5人と神の名の下に誓いの言葉を…』教皇



「私、ハヤテ・フォード・サングラリアードは、ここにいる5人に私の生涯をかけて幸せにすることをこの場の皆様、そして我らが創造主ルシフェル様に誓います。また上級神として、一国の王として、5人の夫として、恥じぬよう誠心誠意、努力することを誓います。」


『…では、続いて新婦…   誓いの言葉を』


『私、セレスティア・フォード・サングラリアード』

『カンナ・フォード・サングラリアード』

『エルナ・フォード・サングラリアード』

『セレナートル・フォード・サングラリアード』

『リンネスバン・フォード・サングラリアード』

『私たち5人は、夫となるハヤテ様をこの命尽きる最後まで愛し続け、私たちの全てを委ねる事を…また、最上級神、中級神として、皇妃として、その名に恥じぬよう全力で努力いたします。』ティア




ティアがいい終え、ここからがクライマックスだ。


『それでは、誓いのキスを…』








俺は、期待と不安をすこし背負いながら、第一皇妃のティアの前に来た。
純白のベールを掴み持ち上げる、布の擦れる音の下から、ティアの繊細で美しい肌が姿を表す。

するとティアは…

『ハヤテくん、これから一生一緒だね…これからもよろしく…』

「こちらこそ、愛してるよティア…」


俺は、ティアの顔にすこし手を添え、その繊細な唇に重ねた…



続いて第二皇妃のカンナだ。
ベールをあげると、カンナはすこしニヤニヤとした表情をしていた。

『ハヤテ…さま……お世継ぎは何人がよろしいです…か?』

「今はその話はダメ、やっぱりカンナは可愛いな…」

『当たり前です!』


カンナのしっとりとした優しい唇にしっかりと重ねた。



続いて第三皇妃のエルナだ。
ベールをあげると、その顔は見るからに幸せそうな笑顔だった。

『私、ハヤテ様と一緒になれてやっぱり嬉しいです…これからもずっとずっと、よろしくお願いします…!』

「こちらこそ宜しく、大好きだよエルナ…」

エルナの自信たっぷりで、でも繊細な唇を奪った。



続いて第四皇妃のセレナだ。
俺はすこしベールをあげるのを躊躇ったが、恐る恐るあげた。なぜなら…
その瞳には涙が溢れていたからだ。
でもその不安は、間違いだと気づく…

『ハヤテさま…私…本当に嬉しいです…私をここまで愛してくれる人…愛おしくてたまりません…ハヤテ様…これからもずっと…そばに居させてください!』

「あぁ、だから泣かないで?セレナはやっぱり笑ってるところが1番綺麗に見えるよ、」

『はい…!』



俺は、繊細すぎる彼女の心をそのまま表したかのような唇に……



続いて第五皇妃のリンネだ。
ベールをあげた顔はすこしご立腹だった。

『…遅い』

「あ、相変わらずだな…リンネは」

『でも、許す。私は…貴方という最高のパートナーを見つけたから…これからは…もっとマイペースで行く…』

「それって…いい事なのか?」

『まぁ…いいでしょ?』

グイッ

「って…ちょっと!?」


俺はリンネに逆に唇を奪われる形になった。

『ハヤテ様の唇……いい味』

やっぱり変態悪魔でした。




そのあと、俺の自作のダイヤモンドをあしらった結婚指輪を5人に送った。
逆に5人からは、赤、黄、水、黄緑、紫の色が一つになったの小さい宝石が入った指輪をもらった。



そして、最後の挨拶…


「えーっと、本日は皆さん私たちの結婚式にご参加いただきありがとうございました。私たち夫婦一同、一国の王族として頑張って行きたいと思います。これから祝賀パーティー…と行きたいところですが、今から北庭にある弓道場で建国式を行います。皆さまそちらまで足をお運びください。」





そう、フィナーレはサングラリアード神帝教皇國の建国式だ。
建国は放った矢が的にあったと同時に宣言されるようにしてある。

本来弓をいる時は道着なのだが…そうこの世界には道着がないので、弓を射る時は神衣かむいを纏うことになった。




…時は遡り…神界での会議でのこと…





『ハヤテ…神になるにあたって会得しておかなければいけないものがある。それは神衣だよ』ルシフェル

「神衣ですか?」

『あぁ、そうじゃ。ワシらが今、着ているものは神衣じゃよ。神衣は神力を、衣として具現化させたものじゃ、神衣を作るにはイメージが必要じゃ、そしてそのイメージでつくられた神衣はそのものの持っている神力の色で決まる。ワシは橙色じゃの。まぁ、大半はみんな白が基調じゃがな』


「イメージですか…」

弓道は弓道着と袴だから…


こうやって…ああやったらカッコいいかも…

『どうだい?イメージはできたかな?』サキリエル

「はい!でもここからどうやって?」

『そこまでできたなら、あとは簡単どすえ?体の全身に神力を薄〜く伸ばして、その神力を神衣に変換すれば成功やさかい、頑張りなはれ』千草






2時間後、






「や、やっとできた…」

『ハヤテ、結構カッコいいじゃないか』ルシフェル


俺がイメージしたのは、袴をメインとしてつくってみた。大半は白で上半身の道着は白と黒、俺の神力の色であるプラチナが所々日本風の模様のように浮かび上がっていた。

そして神具として弓も作った。


これで建国式も成功かな?















結婚式から少し立ち…
場所は、弓道場


矢道の両側には多くの観客が集まっている。国賓席にはアトバースト、フライストス、悪魔界国、から来てもらった皆さんが。もちろん召喚した天使さん達に守ってもらっている。

他にはサングラリアードの国民が参列している。

さっきの結婚式からずっと、エルナの父ちゃんが泣いているのが気になるところだが…







カンナが拡声器を持ち、矢渡(やわたし)の開始を…

『ただいまから、弓鬼神ハヤテ様によります。矢渡および建国式を行います。皆様お静かにお願いいたします。』





俺は左に弓、右に矢を一手。


いつもより少し神力を循環させ、神化に近い状況で矢渡へと向かう。


何故か俺が神化すると髪がロングになるらしく、ぱっと見美少女?に見えるらしい。


射位に立つ俺を歓迎するかのように心地よく風が吹き髪をなびかせる。

矢をつがえ、打ち起こし、会へと移る。





右手から放たれた矢はブレることなく一直線に的へと向かう。




その日その時、



パァァァンという快音とともに、建国が宣言された。
















無事結婚式が終わりましたー
まぁまだあと2人あるんですけどね。

ということで、お知らせです!

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『人間ですか?いいえ魔族です。』


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