転生させていただきます! 〜チート能力と異世界生活〜
#48 領地でのお仕事Part②
道の設計を終わった俺は、副領主に任命したカンナを連れて町の偵察をしていた。
という名のデートなのだが、
俺たちが、腕を組んで歩いていると
『お、領主様じゃないですか!うちの野菜見てってくださいよ!』
『領主様!一緒に遊ぼ?』
『…おぉ、我らが守護神様じゃ、ありがたやありがたや〜』
ん?守護神?確かにさっきからちょこちょこ聞こえてきてたけど…
「なぁ、カンナ。さっきから聞こえてきてるんだけど、守護神様って俺のことだよな」
『ん?あ、知らなかったんですか?教会の他にも最近、ハヤテ様を神として崇拝している宗教ができたんですよ。』
「なんじゃそりゃ、まぁ過激な宗教じゃなかったらいいんだけど」
俺たちは、他にも歩きながら領民の皆さんに声をかけてもらって歩いていた。
まぁ、そして到着したのは、この前闇ギルドを取り押さえたスラム街だ。
以前ここに住んでいた住人は、少し山側に引っ越してもらった。ちゃんと住宅や家具なども用意して、2年間は消費税以外の税は免除にするというと、快く移動してくれた。
ということでここには誰もいない。
「じゃあ、始めますか。」
《スキル発動 [天変地異]》
このスキルは、俺が作り出した新しいスキルだ。内容は、地上にある物体を削除、地盤を隆起、沈下させることができるスキルだ。
俺はまず、混み入った建物を削除すると広大な敷地が出現した。
え?予想以上の広さなんですけど、
俺たちがいるところを中心に十字状に新しい敷地ができていた。
『こ、これどうしますか?道の他にもなんでも作れる広さだと思うんですけど、』
俺は翌日、デルド達を呼んできて工事を開始することにした。
もちろん主要道路はこっちのイメージに合わせて石畳にするつもりだが、路面を意識して作ってみた。
雨でも歩行者が滑らないように、その石自体に魔法を付与してみた。
そして馬車の乗り心地も意識して、路面は凹凸がないように研磨しまくった。
最高の道になったのだ。
そして路地やグリホンディストへの、街道にはアスファルトを利用することにした。
これはデルド達には難しいと思ったので、俺がスキルを使って1日で終わらせた。
途中、荷馬車を引いていた行商人の人が驚いていた。
デルド達に、大通りを任せて俺は、路地を全部敷き終えた。
ということで…
『はい!今日は、一人ずつデートをします!じゃあ,ジャンケンですよ!』エルナ
『…望むところ。…私が…勝っ!』リンネ
『ここは、譲れないですね!』セレナ
『ここは副領主である私が、絶対に勝ちますよ!』カンナ
『ここは私も参加しないとね!ハヤテくんともっとイチャイチャしたいし』ティア
「ちょ、俺今さっき仕事終わったばっかりなんだけど…」
今からデートとか鬼畜すぎじゃありませんか?
あ、デルド達に任せてる俺も鬼畜か?
いや、それくらいはさせないと、お給料出してるからな。
『ハヤテくん、決まったよ』ティア
「え、もう!?で,どうなった?」
『ふっふっふ、勝利は我が手の中に!どう、懐かしかった?』ティア
「確かにあっちじゃ、漫画とかでよく見たけど」
『じゃあ、今日はよろしくね、』
「おう、わかったよ。じゃあ、4人とも留守番お願いね」
『ムゥ〜、わかりました…いってらっしゃい』エルナ
『…楽しんできて……はぁ…イチャイチャしたかった…』リンネ
『『いってらっしゃい〜』』セレ&カン
#49.5      セレスティアとのデートは?
屋敷をでた俺たちは、一部工事の終わった石畳の大通りを歩いていた。
道も作ったし、あそこの余った土地に娯楽施設とか作ろっかな、
あ、そうだ、俺も神様になったんだし俺の名前にもなってるもの作らなきゃ行けないな。
『ハヤテくん、どしたの考え事?』
「ん?うん。俺って、弓の神様だからそのための弓道場作らなきゃな〜って思って」
『おー、いいかもね、年に一度、領地の発展を祈っての行事とかしたらいいんじゃない?』
「それって、何か効果あるの?」
『飢饉が起こらなかったり、景気が良くなったりする効果もあると思うよ』
「そのアイデア、いただき!ありがとなティア」
『…!?わ、私は君の力になりたいから、い、いつでも相談に乗るよ!』
照れてるとこも可愛い…
あ、そうだ、ティアも剣の神だから闘技場とか欲しいかな、
「ティアも、ここで住むことになるし闘技場とか欲しい?」
『え!いいの!?そ、それなら欲しいですのでよろしくです!』
うわ、びっくりした…
めっちゃ興奮して言葉おかしくなってるし、かわいいから良しとしよう…
「よし、任されました。いろいろ欲しい設備とかまた相談するよ」
『ありがとう、ハヤテくん!』
ぐはっ!こ、これは不意打ちだ…
神様恐るべしだな…
というかさっきから神様トークしかしてないじゃん。
「それでだけど、今日のデートはどういう予定でしょうか、」
『あ、嬉しすぎて、忘れてたよ。今日は悪魔の子と会ってみたいんだよ!』
「悪魔界に行きたいのか?それなら早く言ってくれたら、ワープしたのに」
『君、私も神なんだよ?ワープくらい楽勝だよ。言わなかったのは、君と腕を組んで歩きたかったからだよ?///』
俺は無意識に、ティアの腕を掴みワープした。
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