転生させていただきます! 〜チート能力と異世界生活〜

Mr.たい焼き娘

#26 領土訪問−3



 まぁ色々あった日の翌朝、

俺は、貴族服に着替えていた。
なぜかって?それは、今日領主就任のあいさつをしないといけないからだ。
この前から考えていたここの領土の名前も決め、言う言葉も選んでいた。のだが…

「緊張で胸がはち切れそうなんだけど」

本当人の前にでて話すことの少ない俺ではコミュ力が足らない気がする。

『大丈夫ですよ、私たちが横にいるんですから〜』
『ハヤテ様、ファイト』
『頑張って〜』

女の子に、ここまで言われて、動かない男なんていないだろな、
所詮男はこんなもんだ。



俺は気持ちを落ち着かせて、屋敷のベランダに出た。
そこには拍手をしてくれる人もいれば、不満げな顔で見てくる人もいた。
それはともあれ今はあいさつだな、

「皆さん、私がこの度ここの領主となったハヤテ・フォード・アトバーストです。新しくこの領地を納めることになりました。私は、皆さんが安全で平等な生活を送って欲しいと願っています。それではまず税金の話をしたいと思います。これまでみなさんは毎年、収入の30%を税金として収めていたと聞きました。私はこの税徴収の方法を変えたいと思います。しかし、税金を異常にあげたりすることはしないので安心してください。」

俺はまず年間に、領民税15%を集めることにした。次に日本の消費税を参考にし、
そのまま消費税を作った。
毎回の買い物ごとに消費税5%にした。
これだと前よりも多くなるので、
領営のお風呂の無料化、教会などでの治療(ヒール)の無料化をすることにした。これを説明すると、
なんとかみんな合意をしてくれたように首を縦に振る人が多かった。


「そしてこの領土について説明します。」

俺はこの領土をサングラリアードと名付けた。そしてこの領土を、オードウェン、ウィストウェン(西)、イストウェン[東)の3つに分けた。これには意味があり、オードウェンは漁業、ウィストウェンは林業、イストウェンは、魔工業という土地にあった産業ができるようにしたのだ。
イストウェンには、悪魔界を引っ張ってくる予定なのだが…

これが今回1番難しいことなんですよね…
一度領民の前で言ってみると、
『悪魔どもと生活するわけないだろ!』とか、
『悪魔は出て行け!』
などとクレームが集まっていった。
まぁこんな反応だろうとは予想してたんだけど…

どうしようもないと思った俺は、自分が組み上げた俺は、魔法を発動させた。


【メモリーズデリート】




俺の手から白い光が飛び出し、サングラリアード全体に広がった。
そしてこの光は、人の記憶を改竄していくのだ。まぁ知られたら禁忌を犯した罪で死刑だろう。
しばらくたち…

みんなの意見が一斉に変わった。


多分これでいいと思う…多分、


俺は、その後、ルシフェル様にこっ酷く怒られることになった。







『旦那、今日の演説聞いてやしたか?』

「あぁ、聞いていた。領民税15%消費税5%だぁ?安い気がしないな。これからどんどん高くなってくだろう」

『その可能性は大きいですぜ』

「よし、今のうちに消しておこう、招集しておいてくれ」

『わかりやした』

「俺は、ある人に協力を頼んでみる。どうせハヤテとかいう若い奴は子爵とかだろうし、あの人なら侯爵だしなんとかなるだろ、早馬を出してくれ」


また、ハヤテの知らないところで動き出したのだった。









そんなことも、知らないハヤテ達は、

「疲れた〜」
『結構長かったですね〜』
『こっちも疲れた…聞いてて』

「聞いてるだけならいいだろ…」

そんなことを話しながら食事をしていた。
ここの国では、日本みたいに食卓が団欒の場所なので、話しては行けないなどと言った決まりはないらしい。

夕飯を食べえ、俺は1人街を歩いていた。
7時過ぎということもあり、飲屋街や飲食店は、大変賑わっている。
俺は、大通りを歩いているとふと目線に入ったものを見直した。そこには、

「サラード商会か、」

俺は聞いたことない商会を変だな〜って思っていたのだが、奴隷商会だったので
気づかなかったみたいだ。
気になった俺は入ってみることにした。

「お邪魔します」
『いらっしゃいませ。あら領主様じゃありませんか!』

「どうも、ここは奴隷だけ何ですか?」

『はい、といっても法に反しない程度でしています。』

「そうですか、ちょっと見せてくれませんかね?」

『はい。よろしいですよ』

俺は、ハンネス・サラードさんについていくと
鉄格子の中に、人影が見えた。
俺は、相手のステータスを見ながら歩いていた。すると…

「この子はどうやって?」

『あぁ、この子はフライストスから送られてきたんです。何しろ虚偽罪で奴隷落ちだとか…』

なんの虚偽かは知らないのだが、
彼女は…



天使だった…

【ステータス】


【名前】   カンナ・フェール・ルシリア

【種族】   天使族(熾天使)

【年齢】   75歳(人間年齢:15歳)

【レベル】LV   500

【HP】      測定不能

【魔力】    測定不能

【性別】    女

【称号】    天界の者   神の使い

【スキル】
 ・高位鑑定、高位隠蔽
 ・魔力攻撃耐性 
 ・物理攻撃耐性
 ・物理攻撃…   測定不能
 ・魔法攻撃…   測定不能
 ・魔力操作
 ・武術 
 ・体術
 ・魔術
 
【魔法】
 ・神級〜下級魔法・無属性魔法

【加護】 
 ・アルネース神の愛
 ・隷属紋章の拘束

金髪碧眼の綺麗な女の子が薄い服を着せられていた。
ステータスはこんな感じだ。
天使なら逃げれるんじゃないかな?
なんて思ったが隷属紋章は、隷属の類の中でも位が高く、いくら天使でもどうにもできないらしい。(神は例外)

俺は声をかけてみることにした。

「こんにちは、」
と声をかけると、一瞬ビクッとしてこっちを向いてきた。
すると彼女は、驚きの表情で目を見開き口を開け、冷や汗を垂らしながら…

『…は、発言をお許しください。…ど、どうか私を買ってください!』
と深々土下座をしてきた。
ちょいちょい!急に!?
俺は慌てて頭を上げろといい、その場は流れた。

『まさかこの子が…いままでは自分から買ってなんて言ったこともないんですけどね、領主様に惚れたんですかね、』
と店主は笑いながら言った。
他のもみるかと言ってきたのだが
「もう大丈夫です…この子貰えますか?」

『良いんですか?』

「はい、お願いします」

俺が購入を決めると、後ろの天使ちゃんはガッツポーズをしていた。

そういやウチには悪魔がいるけど…
大丈夫だろうか?

俺は手続きを済ませて、天使ちゃんを引き取った。リンネに着せてやろうと思っていた服を着させて店を出た。
嬉しそうで、少し遠慮気味な天使と右手を繋ぎ、夜の街を歩き家に戻った。







そしてマイルーム、

『こ、今回は本当にありがとうございます!カンナ・フェール・ルシリアこれからは、お礼として貴方様の部下とさせて下さい!』

「お、おう。わかったよ。よろしくカンナ。ってことは俺のことわかってるよね?」

『はい、もちろんです!神聖な力が近づいてくるのがわかってずっとドキドキしてました』

「なるほど、あと言っておきたいんだけど…ウチに悪魔いるけど良い?」

『悪魔ですか?はい、大丈夫ですよ?女の子ですか?』

「女の子だけど…悪魔と天使って仲悪くないのか?」

『昔はそうでしたけど、今は全然そんなことないですよ?その子ってどんな子ですか?』

「そうなのか…、ん?あぁ、大人しくて時に激しいけど可愛いよ?」

『恋人みたいな言い方ですね?』

「だって婚約者だし」

『婚約者!!!!!?』

うわっ、びっくりした…
するとカンナは黙り込んで1人でブツブツ言っていた。
すると俺の方を見て…
『ハヤテ様…?……覚悟してくださいね?』
カンナは少し笑いながら言ってきた。
なんか変な予感がする。

カンナには俺の秘書として働いてもらうことになった。
隷属紋章を消し、自由にしてあげた。


新しい出会いの次は、嫌なことが起こるのは、どこの世界でも共通だろう…







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