転生させていただきます! 〜チート能力と異世界生活〜

Mr.たい焼き娘

#21 悪魔界王との面会



俺はリンネと一緒にダイニングへと向かうとシャースさんとアンネさんが座っていた。
『さぁ頂こうか、』
「『『『いただきます!』』』」

悪魔の食事は、ほとんど人間と変わらなかった。しかし、お肉は動物の血で煮込んだりするらしいのでそこがびっくりするところだ…
血で煮込んで美味しいのだろうか?
ちょっと生臭そう…

朝食はパンと、オークのベーコン、ハイマーク(トンビみたいな鳥)のスクランブルエッグ、そしてポトフみたいなやつだ。
完全にアメリカなどの外国での朝食そのものだった。

俺はペロッと平らげ貴族服に身を包んだ…




徒歩5分の場所にある王城へと向かった。
昨日のうちに面会の申し出を出しておいたので恐らく会ってくれるだろう。
まぁリンネもいるし、

俺たちは、控え室へと通され10分ほど待つと、
『王様がお会いになるそうです。どうぞこちらへ。』

俺たちは、謁見の間に向かうと
大きな扉の前にアンネさんが黒い鎧を着て立っていた。
「どうしてここに?」
『王様に呼ばれたのよ、貴方達の付き添いでね』

俺たち3人は扉が開くと部屋の中程まで進み膝を床につけこうべを垂れた。
「本日は、面会を受け入れていただきありがとうございます」

俺がそう言うと、
『面をお上げください…』
と優しい声が聞こえた。
お?女王様かな俺は恐る恐る顔を上げると
そこには、頭から長い角を2本生やし、背中から大きな黒い翼を持った女性が座っていた。
肌は白く、顔の輪郭はシュッとして凛々しく美しい顔をしていた。
俺はその美しさにしばらく魅入ってしまった。
すると俺を見るや否や、顔を赤くして手で顔を隠していた。
俺がその行動にゴクリと唾を飲み込むと、
ドカ!

うぉ〜…

リンネに思いっきり横腹を殴られた。
だって可愛いんだら見てしまうでしょ!
俺のタイプどストレートの女性だった。
すると、
『あ、あの…貴方様は…一体。』
まぁ聞かれると思ったが、というかわかるだろ?

「ご挨拶が遅れまし、『敬語じゃなくても結構ですから!』…?は、はい。」

俺の挨拶を遮り、女王様が口をはさんできた。
「わかりました。私は人間界のアトバースト王国で公爵をしているハヤテ・フォード・アトバーストと言います。そしてお分かりだと思いますが、私はまぁ一応神族になるので人間ではないんですよ、あはは」

俺は頭を抑えて少し笑うと、そこにいた全ての悪魔達が俺に向けて跪いた。
女王様までもが…
「え、えぇぇぇぇぇ…、女王様、顔をお上げください!?」

『い、いえ!そんなわけには!神という貴方様に頭を下げさせてしまいました、その償いとしてこの首を!』

「そ、そんなことしなくて良いですから!」

その場は騒然とし謁見は中断せざるを得なかった。
俺たちはその場から退室し、
女王様のプライベートルームに通された。
アンネさんは仕事があるので帰った。というか、俺この部屋入って大丈夫なのか?

しばらくすると女王様が入ってきた。
『先程はすいません…そのかわりこの悪魔界で貴方を神として崇拝したいのです!
どうでしょう?』

「お、俺を神としてですか…なんか変な感じですね…、それは断っておきます」

『そうですか…で、ではこの悪魔界をハヤテ様の庇護下、即ちハヤテ様のものにさせてください!』

「はい?い、いやそこまでは…」
というかなんで国まで貰うっていう話になってるんだ?
しかもさっきから女王様顔赤いし、
するとリンネが
『女王様…ちょっと良いですか?』

リンネと女王様は部屋の奥へ行き何やら話していた。
何話してんだろあれ?

しばらくすると二人は俺の前に座った。
リンネはいつもどうり、女王様は顔をさらに真っ赤っかにしていた。

『ハヤ…旦那様、さっき女王様が言ったこと覚えてますか?』

「あぁ、国ごと俺に上げるっていう」

『国を上げるには、この国の掟として結婚相手に譲渡したりできるの…だからね?』

俺はちょっとよくわからないので軽く首を傾けてみると

はぁ…
とリンネにため息をつかれた。
え?お、俺悪いことしたのだろうか?

『これは、遠回しに言ってるの…これでわかった?』

遠回しに?女王様が?国を譲渡する…

結婚…


は!

「そ、それって…」
すると今まで黙っていた女王様がリンゴのように赤い顔をしながら、

『はい…私は、貴方様に好意を…寄せていて…だから、その…えっと…』

マジか!!!!!!
な、なんとこんな美しい人が俺のこと好き!なんと嬉しいことなんだ〜!!!!

って、この展開は結構ヤバいんじゃないか?こんなに早い段階でハーレムになってたら女誑しとか言われちゃう。
しかも、もし婚約することになったら3人中、二人が悪魔って…人間じゃないな、
まぁ俺人間じゃないけど

でも好意を寄せてくれているのは嬉しいことだ。たしかに良い人だし俺も気になる。
でも…あんまりこの人のこと知らないからな…

「ありがとうございます!でも…あまり貴女のこと知らないので…

明日、デートしませんか?」

すると、
『『是非!!』』
そ、即答!?
てか、リンネまでもかよ、
「じゃあ、明日10時に噴水前に集合で」
『はい!』

俺たちは王城を後にしてリンネの家へと帰った。

『ハヤテ様…また増えるね…』
「あ、あぁ…ということはこの国は俺のものになるのか?」
『そういうことだね…』

どうやって国って運営してけばいいのかわからないんだけど、
あ、そう言いばエルナは学園で貴族科と内政科を専攻してたって言ってたな〜
また頼むか〜

あ!!!!!
エルナに手紙送ってないし、いつ帰るとか言ってない!
ヤバいヤバい…
俺とリンネが怒られる運命が確定してしまった瞬間だった。
俺がベットの上でゴロゴロしていると、

(やってるわね、ハヤテくん)
と久し振りにその声が聞こえた。

(お久しぶりです!ルシフェル様)

(そっちは楽しそうね〜羨ましいわ〜)

(そんなことないですよ…この力のおかげで色んなことが出来ますけど、それが逆に辛いです…)

(まぁ、思う存分力を出せないものね…)

(あ、そうだ、聞きたいことあるんですけど良いですか?)

(ええ、なんでも聞いてね?)

(今、人間界ってどうなってますか?)

(何も変わらないわよ?でも貴方達が全然帰ってこないからエルナちゃんが心配してるわよ?)

(やっぱりそうですか…あの…エルナに伝えたりできる魔法とかないですかね?)

(ん〜、あ、テレホンコールって言う魔法があったわよ。頭の中でその人物を思い浮かべて念話するのと似てるわね)

※念話は半径50キロの範囲しか使えない。


(なるほど…ありがとうございます!)

(良いのよ〜、じゃあバイバイ〜)


俺は会話を終了させて目を開いた。
なんか腹減ったな〜
俺は体を起こそうとするとお腹のあたりが重かった。
見てみるとやっぱりリンネが寝ていた。
俺はリンネの綺麗な黒髪を透くように撫で
リンネを枕に寝かせおでこにキスをした。

昔はこんなことできなかったよな…
ヘタレだから…
今もそうだけど…

俺はリンネの寝顔を横目に見ながら、
自分も眠りについた。

現在時刻は午後1時…








目が覚めると目の前には、すでに起きたリンネがいた。
『おはよ』
「おはよ〜」

現在時刻は午後5時…


俺はエルナにテレホンコールを使って
会話を試みた。
すると頭の中で…

プルプルプル…プルプルプル…
と音がなってきた。
完全に電話だな。

するとガチャ…

(ハヤテ様!?)

(もしもし、エルナか?)

(はい!どうして帰ってこないんですか!)

(ご、ごめんごめん…今、リンネの実家にいるんだよ、もうちょいかかりそうだから
安心してくれる?)

(わかった…早めに帰ってきてね!)

(おう、わかった。じゃあな)

(うん!)


その言葉を最後に通話は終了した。

『エルナ、なんて言ってた?』
「早く帰ってこいだって」
『寂しいんだね…なるべく早く帰ろ?』
「そうだな…」

俺たちは夕食とお風呂を済ませて、
ベットへと入った。

さて明日は、デートだ。










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たい焼き娘です!
これからもよろしくお願いします!




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